期間に対するデータの分散

フォームで、期間の分散ルールは、ディメンションのプロパティ設定の一部としてWebアプリケーションで設定されます。

Smart Viewでフォームを操作している場合、管理者がフォームをどのように設定したかに応じて、データ値を複数の方法で分散または配分できます:

  • 要約期間の値を基本期間に戻す分散、または要約期間の値を親期間の最初の親または最初の子に戻す分散
  • 親子間の既存の配分に基づく比例分散
  • 予算管理者により4-4-5、5-4-4、4-5-4または「なし」のいずれかに設定されている、カレンダの四半期ごとの週次配布に基づく値の分散
  • 特定のセルの値を一時的にロックした状態での、期間に対するデータの分散(特定セルをロックしたデータの分散を参照)
  • 同じ行または列ディメンションで別個の期間それぞれに異なる分散ルールを使用して異なる期間に値を分散します。たとえば、FY2018では式の充てん、FY2019ではフローが可能です。

ノート

  • 複数の通貨が混在するメンバーが含まれる要約期間のデータは分散できません。
  • 子セル内のExcel式は、分散時には無視されます。
  • フレックス・フォームでの分散のサポートは限定的です。

    • フレックス・フォームでの分散は、期間ディメンションがフレックス対応でない場合にのみサポートされます。期間ディメンションが列にある場合、列でフレックス・フォームを有効にしないでください。同様に、期間ディメンションが行にある場合、行でフレックス・フォームを有効にしないでください。

    • 期間ディメンションが列であり、列に対してフレックス・フォームが有効になっている場合、期間の分散はサポートされません。また、YearTotal列などのサマリー期間データ・セルに値を入力しても、調整グリッド分散一括割当の各オプションを使用している間は、新しい値は分散されません。
    • 行のみでフレックス・フォームが有効になっているフォームで「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションが有効になっており、行に期間以外のディメンションが含まれていて、列の期間ディメンションがフレックスに対応していない場合、分散は一度は機能しますが、それ以降の分散操作では機能しません。このようなフォームを設計する際は、「レイアウト」タブの「Smart Viewのオプション」にある「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」チェック・ボックスが選択されていないことを確認してください。

期間に対してデータを分散するには:

  1. フォームを開きます。
  2. Smart Viewリボンで、「オプション」を選択します。
  3. 「オプション」パネルで、「データ」タブを選択し、「分散使用可能」チェック・ボックスを選択してから、パネルを閉じます。

    起動するフォームごとにこのステップを完了します。

    注:

    MacまたはWindows上のChromeでは、「オプション」パネルを起動するときに、ウィンドウを最大化しても、「データ」タブの分散を有効化するチェック・ボックスが表示されません。ボタンを表示するには、分散を有効化するボタンが表示されるまで、ウィンドウの右上にある「最大化」/元のサイズに戻すボタン(「最大化」ボタン/元のサイズに戻すボタン)をクリックします。「最大化」ボタンをクリックするか、または元のサイズに戻すボタンを再度クリックして、ウィンドウを目的のサイズに戻します(ウィンドウの最大化またはサイズ変更)。

  4. 開いているフォームで、データ・セルを選択し、新しい値を入力します。

    値は、データの調整と分散(Planningの使用)で説明しているルールに従って配分されます。

  5. 新しい値を保存するには、シートを送信します。