フレックス・フォームに関する一般的なガイドライン

  • フレックス・フォームの行および列の両方のメンバーを変更できます。
  • フレックス・フォームに対する変更は、セッションをまたいで保持されません。

    ユーザーがフレックス・フォームを変更すると、変更されたグリッド・レイアウトは現在のセッションのコンテキストでのみ維持されます。フレックス・フォームを再度開くと、フレックス・フォームのレイアウトは元の状態に戻ります。

  • Google Sheetsの右クリック・メニューにある「挿入」および「削除」アクションを使用して、フレックス・フォームでメンバー行および列を挿入および削除できます。

    オプションの「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」、またはその両方が有効になっているかどうかに応じて、フレックス・フォーム・グリッドの内外で行または列を挿入または削除できます。

    サービス管理者: フォーム定義で、次のオプションのいずれか、または両方を選択します:

    • ユーザーが行を挿入または削除できるようにするには、「行のフレックス・フォームの有効化」を選択します。
    • ユーザーが列を挿入または削除できるようにするには、「列のフレックス・フォームの有効化」を選択します。
  • グリッドの構造に影響を与えるため、列ディメンションの上に新しい行を挿入することはお薦めしません。同様に、行ディメンションの左側に新しい列を挿入しないでください。
  • アクセス権限の設定はフレックス・フォームにも適用されます。
  • 有効な交差はフレックス・フォームにも適用されます。
  • フレックス・フォームではビジネス・ルールを実行できます。
  • 新しいディメンション・メンバー(オンザフライ・メンバー)を追加するためのビジネス・ルールまたはGroovyルールがあるフレックス・フォームがフォームから実行された場合、リフレッシュ後に新しいメンバーはフレックス・フォームに表示されません。フレックス・フォームで新しいメンバーを表示するには、フレックス・フォームを再度開く必要があります。
  • フレックス・フォームでのグリッド分散のサポートは限定的です。

    • フレックス・フォームでのグリッド分散は、期間ディメンションがフレックス対応でない場合にのみサポートされます。期間ディメンションが列にある場合、列でフレックス・フォームを有効にしないでください。同様に、期間ディメンションが行にある場合、行でフレックス・フォームを有効にしないでください。

    • 行のみでフレックス・フォームが有効になっているフォームで「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」オプションが有効になっており、行に期間以外のディメンションが含まれていて、列の期間ディメンションがフレックスに対応していない場合、グリッド分散は一度は機能しますが、それ以降のグリッド分散操作では機能しません。このようなフォームを設計する際は、フレックス・フォームでグリッド分散が機能するように、「レイアウト」タブの「Smart Viewのオプション」にある「フレックス・フォームの無効なメンバーの表示」チェック・ボックスが選択されていないことを確認してください。

  • [Delete]キーを使用して行および列を削除できます。ただし、複数のディメンションを含む行または列を削除する場合は、[Delete]を押す前に、行または列内のすべてのディメンション・メンバーを選択していることを確認してください。

    次の例では、フレックス・フォームに、アカウント、マーケットおよび年の3つの行ディメンションがあります:

    D-Acc US Market FY18

    D-Acc US Market FY19

    D-Acc US Market FY20

    [Delete]キーを使用してFY18の行を削除するには、[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを使用してD-Acc、US MarketおよびFY18の3つのディメンションをすべて選択してから、[Delete]を押します。

  • 「ディメンション・プロパティ」で、「フォーム定義を超えるフレックス」がフレックス・フォームに対して選択されていない場合、コピーと貼付けはフォーム定義の範囲に制限されます。フレックス・フォームは、フォームで定義されているように階層に従う必要があります。したがって、フォームの定義された行または列メンバーに含まれないフレックス・フォーム・メンバーを持つことはできません。

    フォーム定義外のメンバーを手入力またはコピーと貼付けで追加できるようにするには、「フォーム定義を超えるフレックス」オプションを選択する必要があります。詳細は、フォーム定義を超えるフレックス操作を参照してください。

  • 小計計算スクリプトおよび通貨換算計算スクリプトは、元のフォーム定義に基づいて生成および実行されます。
  • フォーム定義で、「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」またはその両方が選択されている場合、単純なフォームとして開いたフレックス・フォームは、リフレッシュ後にフォーム以外のセルにコメントを保持できます。

    ただし、フレックス・フォームとして開いた場合:

    • 「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」の両方のオプションが選択されている場合、コメントは保持されません。

    • 「行のフレックス・フォームの有効化」オプションのみが選択されている場合、フォームの右側に入力したコメントはリフレッシュ後に保持されます。コメントは、フォームの下に直接入力した場合は保持されません。

    • 「列のフレックス・フォームの有効化」オプションのみが選択されている場合、フォームの下に入力したコメントはリフレッシュ後に保持されます。フォームの右側に入力したコメントは保持されません。

  • フレックス・フォームでは、メンバーと別名の表示はサポートされていません:
    • ビジネス・プロセスのアプリケーション設定の「メンバーのラベルの表示形式」では、「メンバー名:別名」オプションと「別名:メンバー名」オプションのどちらもサポートされていません。
    • フォーム定義中に、「ディメンション・プロパティ」で、「メンバー名」「別名」の両方のオプションを選択することは、フレックス・フォームではサポートされていません。「メンバー名」「別名」のいずれかを選択します。
  • 行または列に複数のディメンションがあるフレックス・フォームを操作する場合(複数のメンバーを含む2つ以上のディメンションが行または列に配置される場合):
    • 行と列はデフォルトで展開されて表示されます。

    • フォーム定義時にディメンション・メンバーを別々の行または列に配置するには、フレックス・フォームの「メンバー選択」で、「選択内容を別々の行に配置」または「選択内容を別々の列に配置」を選択します。ビジネス・プロセス管理ガイドのフォームのメンバー選択に関するドキュメントを参照してください。Planningの場合、Planningの管理フォームのメンバーの選択を参照してください。

  • フレックス・フォームで数値メンバー名または共有メンバーを入力する場合は、メンバー名の前に一重引用符( ' )を入力します。

    たとえば、4077などの数値メンバー名の場合、次のように入力します:

    '4077

    共有メンバーの場合、メンバー名を次のフォーマットで入力します:

    '[Parent].[Shared Member]

    例:

    '[Sales Director 2].[410]

    '[Default_Sales Director 2].[Default_International Sales]

  • フレックス・フォームの行および列では、ユーザー変数、動的ユーザー変数、属性がある動的ユーザー変数および代替変数がサポートされます。ユーザーは、POVで変数を変更し、行および列のリフレッシュを実行して、それらの行および列を新しいメンバーに更新する必要があります。

  • 除外メンバーをフレックス・フォームの行または列で入力できます。フォーム定義で除外されるメンバーをフレックス・フォームの行で入力でき、ユーザーは値を入力して送信できます。

  • フォーム定義で、「行のフレックス・フォームの有効化」「列のフレックス・フォームの有効化」またはその両方が有効になっている場合、セグメント・プロパティの「非表示」および「読取り専用」は行または列のいずれに対してもサポートされません。「非表示」および「読取り専用」は単純なフォームでのみサポートされます。

  • フレックス・フォームでは、修飾メンバー名を表示するセル・ノートは、別名が存在するメンバーに対してのみ表示されます。