静的変数の作成

静的変数とは、ラベルや段落などのテキスト文字列であり、レポート・パッケージ・ドックレットに挿入可能です。

例として、CurrentMonthという静的変数を作成する場合、"August 2016"というテキストを入力します。次の月のレポートにロールオーバーする場合には、CurrentMonth変数のテキストを"September 2016"に更新すると、レポート・パッケージ全体にわたって、その変数の全インスタンスに変更が伝播されます。

静的変数はNarrative ReportingまたはOracle Smart View for Officeのいずれかで作成できますが、Smart Viewを使用してドックレットに挿入する必要があります。変数の操作を参照してください。

静的変数を作成するには:

  1. ホーム・ページの「ライブラリ」または「レポート・パッケージ」から、静的変数を追加するレポート・パッケージを選択します。
  2. レポート・センターで、「変数」タブ「変数」タブ・アイコンをクリックします。
    レポート・センターの「変数」タブから静的変数を追加します。
  3. 次のいずれかのオプションを使用して、変数を作成します。

    • 「処理」、「追加」、「静的変数」の順に選択します。

    • 「静的」を選択して「追加」をクリックし、「静的変数」を選択します。
  4. 「変数の作成」ダイアログ・ボックスで、変数の「名前」を入力します。この名前はレポート・パッケージ内の変数全体で一意で、簡単に見つけられるように、わかりやすい変数の名前である必要があります。
    「変数の作成」ダイアログ・ボックスで、静的変数の名前、摘要および値を入力します。
  5. オプション: 変数の「摘要」を入力します。
  6. 「値」に、静的変数のテキストを入力します。テキスト文字列はラベルまたは段落となり、文字列全体が、レポート・パッケージで入力したとおりに表示されます。

    注:

    静的変数の最大長は255文字です。

    次の例では、ユーザーは名前が「CurrPeriod」、値が「12/31/2016」の静的変数を作成しています。この変数は、次に示すように、様々な用途で現在の期間の日付を表示する複数の場所に挿入できます。
    • 損益計算書ドックレットの上に"For the period ended <<CurrPeriod>>"と表示されるテキストに静的変数を挿入します。
    • 脚注または開示ドックレットのいずれかの段落に、"As of <<CurrPeriod>>, …"と表示される静的変数を挿入します。
    レポート・パッケージ内の現在の期間の日付のインスタンスをすべて更新するには、新しい日付を使用するように変数値を変更します。このオプションにより、変更は一様に実装され、値に誤った日付が残ることはありません。
  7. ダイアログ・ボックスをクリックしてボタンを表示し、「OK」をクリックすると、変数が変数リストに追加されます。「名前」の横にあるアイコンは、この変数が静的であることを示します。
    レポート・センターの「変数」タブに、完了した静的変数が表示されます。
  8. 変数の操作の説明に従って、Narrative ReportingのSmart View拡張機能を使用して変数をドックレットに挿入します。