参照変数の操作

参照変数を使用すると、レポート・パッケージ内の別の文書(ドックレットまたは参照ファイル)にあるソース(単一のExcelセル、Wordデータ値など)を参照して、レポート・パッケージ・ドックレットで参照変数値のソースとして使用できます。その後、その参照変数を1つ以上のドックレットに挿入できます。参照変数のソース値が更新されると、変数のすべての挿入済インスタンスは自動的に更新されます。参照変数の値は、他の参照変数から導出できません。

注:

イメージおよび図形は、参照変数の値としてサポートされていません。Power Pointタイプのレポート・パッケージでは、Power Pointで導出される参照変数を含むことはできません。

たとえば、Oracle Smart View for Office内のExcel式を使用して、次のような参照変数値を生成します。

  • データ値が、現在の期間と前の期間の間で増加または減少した場合、IF関数を使用して文字列"increase"か"decrease"、または"above"か"below"を返します。Excelベースの指示的な語句の変数または結果をWordの段落に挿入します。
    =IF(B8<0,"below","above")
  • IF関数または単純な減算を使用して、レポート・パッケージ全体で複数回表示されるデータ値("Revenues"または"Summary Income Statement"など)の発生を比較します。
    ='Summary Income Statement'!B4
  • Excel式を使用して、期間と期間の間で変化するデータ値の差異または差異パーセントを計算し、その差異をWordの段落に挿入します。
    ='Summary Income Statement'!B4-'Summary Income Statement'!C4 

値のソースが更新された場合、変数がSmart Viewで更新されると変数の各インスタンスに現在の情報が反映されます。

参照変数の名前と摘要はWeb上のNarrative Reportingで作成できますが、変数ソースと値はNarrative ReportingSmart View拡張機能を使用して追加する必要があります。完全な手順は、変数の操作を参照してください。

次の手順を参照してください。