アーティファクトのロック

アプリケーションおよびモデル・アーティファクトが同時に編集されることを防ぐために、同じアーティファクトに対する同時操作は禁止されています。

このロック機能によって、データおよびモデルの整合性が確保されます。ロックは、一括操作中またはディメンションの編集中に適用され、操作が完了するとロックが解除されます。すでにロックされているアーティファクトに別のユーザーがアクセスしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。たとえば、別のユーザーがモデルをデプロイしているときに、そのモデルを削除することはできません。

アプリケーションのロックおよびロック解除

アプリケーションのロックは、データまたはメタデータのロードや抽出、モデルのデプロイまたはアプリケーションの削除などの、一括タイプの操作中に適用されます。一括操作を行うと、アプリケーションおよび関連するすべてのディメンションまたはアーティファクトがロックされます。

サービス管理者がモデルのデプロイなどの一括操作を実行する必要があるときに、他のユーザーが1つ以上のディメンションをロックしている場合、サービス管理者は、「すべてロック解除」オプションを使用して他のユーザーのロックを上書きできます。

アプリケーションに対するすべてのロックを解除するには、「概要」タブで「処理」を選択し、次に「すべてロック解除」を選択します。すべてのロックが解除されます。

ディメンションのロックおよびロック解除

ディメンションのロックは次の状況で適用されます。

  • 編集用にディメンションを選択した場合。
  • データ権限用のメンバー/ディメンション選択中においてディメンションを編集している場合。これらのロックはディメンション・レベルで取得され、その時点で使用中のディメンションに基づいて適用されます。
  • アプリケーションに対して一括操作を実行した場合は、関連付けられているディメンションがロックされます。

ロックが適用されている場合は、「ディメンションおよびモデル」タブ上のディメンション名の横または「概要」タブ上のディメンション・タイトルにロック・アイコンが表示されます。編集ダイアログ・ボックスをクローズすると、ロックが自動的に削除されます。

ディメンションの編集が完了する前にプロセスが失敗した場合、ディメンションのロックを解除することが必要になることがあります。

ディメンションのロックを解除するには、ロックされているディメンションの名前の隣にあるドロップダウン・メニューから、「ロック解除」を選択します。ロックが解除されます。