承認ユニットの所有者と確認者の割当て

承認ユニットの所有者は、承認ユニットの親から継承されます。承認ユニットの確認者も継承されます。承認ユニットの所有者と確認者は、承認ユニットから継承される者とは別に指定できます。

所有者を割り当てる際、「所有者を対応する承認グループ・メンバーにコピー」オプションがデフォルトで有効になっています。このオプションを使用すると、すべてのフェーズに同じ所有者を割り当てることができます(該当する場合)。異なるフェーズに異なる所有者が必要な場合は、エンティティの所有者情報を入力する前に、このオプションを選択解除できます

承認ユニットの所有者と確認者を割り当てるには、サービス管理者である必要があります。

  • 所有者の場合、承認ユニットの所有者として1つのユーザーまたはグループを割り当てる必要があります。所有者は、承認ユニット階層の最上位エンティティに割り当てる必要があります。

  • 確認者の場合、承認ユニットの確認者として1つ以上のユーザーまたはグループを割り当てることができます。

個別ユーザーを確認者として選択する場合、すべてのユーザーが承認アクションを実行する必要があり、承認はユーザーが入力した順番に従う必要があります。グループ(複数可)を確認者として選択する場合、グループ内のユーザーは確認者になることができ、次のレベルに移行できます。

承認ユニットの所有者と確認者を割り当てるには:

  1. すべてのフェーズに同じ所有者を割り当てない場合は、「所有者を対応する承認グループ・メンバーにコピー」オプションを選択解除します。
  2. 次のいずれかを実行します:
    • 「プライマリ・メンバーの選択」タブまたは「プライマリおよびサブ階層の選択」タブから、「次」をクリックするか、「所有者の割当」タブを選択して、承認ユニット階層の定義を続行します。

    • 「ワークフロー」を選択してから、「承認ユニット」を選択して承認ユニット階層を編集します。

  3. 承認ユニットを選択し、「所有者」「所有者の選択」アイコンをクリックして所有者を検索および選択します。

    1つの承認ユニットに割り当てることができる所有者は1人のみです。ユーザーまたはグループのいずれかが所有者になることができます。「ユーザー」タブを選択し、個別のユーザーを所有者として割り当てます。「グループ」タブを選択し、グループを所有者として割り当てます。

  4. 「確認者」で、「検索」をクリックし、承認ユニット確認者を選択します。

    確認者には、個々のユーザー、単一のグループまたは複数のグループを指定できます。「ユーザー」タブを選択し、個別ユーザーを確認者として割り当てます。「グループ」タブを選択し、単一のグループまたは複数のグループを確認者として割り当てます。

    注:

    確認者が個別ユーザーの場合、確認者に承認ユニットを確認させる順序で確認者を選択します。リスト内の最初の確認者が、承認ユニットに対して最初に作業を行うユーザーです。最初の確認者が承認ユニットを上位へ移動すると、2番目に選択した確認者が承認ユニット所有者になり、それ以降も、作成した確認者のリストに従って順番に確認が行われます。

  5. 「移動パス」で、「移動パス」アイコンをクリックしてエンティティの承認ユニットの移動パスを表示し、それが正しいかどうかを確認して、エラーがあれば修正します。

    エンティティを承認およびロックする場合、そのエンティティは、移動パスを経由してパス内の最後の所有者または確認者に到達している必要があります。移動パスの最後の所有者/確認者のみが、エンティティを承認またはロックできます。

  6. オプション: 「ユーザーに通知」で、「検索」をクリックして、承認ユニットで承認アクションが実行されるたびに通知するユーザーを選択します。
    通知を受信するためには、通知対象のユーザーは、電子メールIDを設定し、「ユーザー・プリファレンス」で承認通知を有効にする必要があります。Oracle Financial Consolidation and Close Cloudの操作の通知の電子メールの設定に関する項を参照してください
  7. オプション: 他の承認ユニットについてこれらのステップを繰り返して、継承された所有者または確認者を変更します。
  8. 「保存」をクリックして作業を保存し、続行するか、「OK」をクリックして作業を保存し、承認ユニット階層を閉じます。