ダッシュボード2.0の考慮事項

ダッシュボード2.0の使用時には、次の考慮事項に注意してください:

• ダッシュボード2.0では、3Dビジュアライゼーションはサポートされていません。このことは、ダッシュボード2.0の次のチャート・タイプに影響します:

  • 面

  • 棒

  • バブル

  • 縦棒

  • 組合せ

  • ドーナツ

  • ゲージ

  • グリッド

  • 折れ線

  • レーダー

  • 散布

  Note:

  ダッシュボード1.0では、チャートの3Dビジュアライゼーションがまだ適用可能としてサポートされています。

• 将来の更新では、ダッシュボード2.0でスマート・プッシュがサポートされる予定です。

• ファンネル・チャートは、プロセスのステージ(販売プロセスのステージなど)のデータを参照する場合に便利です。ファンネル・スライスの面は、対応するステージのその値と比例します。ファンネル・チャートのレンダリング方法は、ダッシュボード1.0とダッシュボード2.0で大きく異なります。ダッシュボード1.0のファンネル・チャートでは複数の列がサポートされ、フォームの最初の2行が実際とターゲットの比較に使用されます。次に、各列に対応するファンネル内の2つの間の差がプロットされます。ダッシュボード2.0のファンネル・チャートでは、最初の列のみがサポートされ、行の各セルに対応するファンネルの面が、その数値に比例してサイズ設定されます。

• 将来のダッシュボード拡張はすべてダッシュボード2.0に反映される予定です。

フォーム・バージョンとダッシュボード2.0

実行時フォームも2つのバージョンで使用可能です:

• フォーム1.0: Oracle ADF FuseコンポーネントでSlick Gridを使用します

• フォーム2.0: Oracle JETコンポーネントでSlick Gridを使用します

ダッシュボード2.0の場合と同じように、フォーム2.0もレッドウッド・エクスペリエンスが有効になっている場合にのみ使用できます。 ダッシュボード2.0の特定の機能は、フォーム2.0との連携でのみ機能します。たとえば、ダッシュボード2.0でフォーム・グリッドのデータを直接操作できるのは、基礎となるフォームがフォーム2.0のフォームである場合のみです。アプリケーション設定の「フォーム・バージョン」を更新できます。

ダッシュボード・バージョンとフォーム・バージョンが対話する方法にいくつかの違いがあることに注意する必要があります。

「フォーム・バージョン」アプリケーション設定が「フォーム1.0」に設定されている場合:

• フォーム1.0で引き続きダッシュボード1.0を使用できます。

• フォーム1.0でダッシュボード2.0を使用することはできません。

  フォーム2.0はダッシュボード2.0でのみサポートされます。すべての対話について、フォーム2.0はダッシュボード2.0で使用してください。

  ダッシュボード2.0のダッシュボードを選択し、ダッシュボード2.0コンポーネントの初期化中にエラーが発生しましたメッセージが表示された場合、ダッシュボードにはフォーム2.0のフォームが関連付けられています。ダッシュボードを表示するには、レッドウッド・エクスペリエンスおよびフォーム2.0が有効になっていることを確認する必要があります。

• ダッシュボード2.0のアーティファクトが作成されると、「グリッド」ビジュアライゼーション・オプションは選択できなくなります。

• ダッシュボード2.0でフォームをグリッドとして使用するには、「フォーム・バージョン」アプリケーション設定を「フォーム2.0」に更新します。

• ダッシュボード2.0の既存のダッシュボード(2023年11月より前に作成されたダッシュボード2.0のダッシュボード)では引き続き、フォームがグリッドではなく表およびチャートとして表示されます。

「フォーム・バージョン」アプリケーション設定が「フォーム2.0」に設定されている場合:

• フォーム2.0でダッシュボード1.0を引き続き使用できます。

• ダッシュボード2.0では、「グリッド」ビジュアライゼーション・オプションが表示され、読取り、書込みおよび計算ができるフォーム2.0が使用されます。

• ダッシュボード1.0内のフォーム2.0は、フォーム1.0として表示されます。