フォームのローカルPOVには、フォーム設計者がそのフォームについて選択したディメンション・メンバーが反映されます。ダッシュボードおよび複合フォームではグローバルPOVバーもサポートされており、各オブジェクトで繰り返されないように、共通するローカルPOVはグローバルPOVバーに組み込まれます。次のダッシュボードには、グローバルPOVバー(「エンティティ」、「製品」および「年」を示す)とローカルPOV (Q2を示す「プラン」ドロップダウン・リスト)が表示されています。
グローバルPOVバーがある場合、グローバルPOVバーでページを変更し、「実行」をクリックすると、フォームに基づいたすべてのオブジェクトについてページが変更されます。グローバルPOVバーはダッシュボードの最上部に、すべてのオブジェクトより上に表示されるのに対して、ローカルPOVバーはオブジェクト内に表示されます。ユーザー変数は、ダッシュボードのグローバルPOVとローカルPOVの両方でサポートされています。
ダッシュボードの「設定」で、POVを表示するか、非表示にするか、およびグローバルPOVバーを有効にするか、無効にするかを設定できます。(「POVバー」について「非表示」を、「グローバルPOVバー」について「有効化」を選択した場合、「非表示」オプションが「有効化」オプションより優先されます。)グローバルPOVバーは、デフォルトで有効になっています。無効にすると、該当する場合、それぞれのローカルPOVについてPOV全体が表示されます。
グローバルPOVバーについて:
次に、2つのフォームのローカルPOVディメンションに基づいて、グローバルPOVバーがどのように計算されるかの例を示します。
グローバルPOVバーが無効:
グローバルPOVバーが有効:
すべてのディメンションおよびページの選択がダッシュボード上のすべてのフォームに共通しているとはかぎらないため、ダッシュボード・オブジェクトのPOV全体がローカルPOVバーとグローバルPOVバーの間で分割されることがあります。グローバルPOVバーとローカルPOVをあわせると、ダッシュボード上の各フォームの完全な交差情報が含まれます。
データ・ソースとしてフォームを使用するオブジェクトが、ダッシュボードで1つのみである場合、フォームのPOV/ページ全体をグローバルPOVバーに移動できます。
データ・ソースとしてフォームを使用するオブジェクトがダッシュボードに複数ある場合、どのディメンションがグローバルPOVバーに移動し、どのディメンションがローカルPOVにとどまるかは次のように決まります。
ダッシュボードのPOVは、無効なページ・メンバーを非表示にして有効交差を保持します。ダッシュボードのPOVおよび有効交差を参照してください。