共有メンバーの操作

メンバーを共有すると、アプリケーション内でロールアップ構造の入れ替えが行えます。アウトラインをロールアップする際、共有メンバーの値を無視して二重計算を防ぐことができます。

プライマリ・メンバーに複数の共有メンバーを作成できます。

注:

次のディメンションについて、プライマリ・メンバーは共有メンバーの前(階層内で共有メンバーより上)に存在する必要があります: シナリオ、勘定科目、会社間、増減、データ・ソース、複数GAAP (存在する場合)、およびユーザー作成済カスタム・ディメンション。

期間ディメンションは、代替階層をサポートしていません。

共有メンバーは、メンバーに有効なメンバー名、別名、基本通貨、アプリケーション・タイプなどのプロパティの定義をプライマリ・メンバーと共有します。共有メンバーには、一意の親メンバーおよび異なるロールアップ集約を設定する必要があります。カスタム属性、カスタム属性値およびメンバー式を共有メンバーに使用することはできません。プライマリ・メンバーの名前を変更すると、すべての共有メンバーの名前も変更されます。

共有メンバーを別の親メンバーに移動させることはできません。共有メンバーを削除してから、別の親メンバーの下に再度作成する必要があります。

カスタム・ディメンションの親メンバーは共有できません。

共有メンバーは階層の最下位レベル(レベル0)である必要があり、子を持つことはできません。プライマリ・メンバーをレベル・ゼロにする必要はありません。共有メンバーにデータを入力し、値をプライマリ・メンバーとともに保管できます。

共有メンバーはプライマリ・メンバーと同様に、Oracle Smart View for Officeのメンバー選択のディメンション階層に表示されます。

共有メンバーの作成を参照してください。