YTDデータの入力に対するGroovyルールの使用に加えて、データ・フォームで「YTDデータ入力の使用可能」オプションを使用して、YTDデータ入力を有効にできます。このオプションを使用すると、フォームでFCCS_YTDメンバーにデータを直接入力できます。YTDデータを入力できるようにPost form Save FCCS_YTDビジネス・ルールが提供されています。ジョブ・コンソールでルールのステータスを確認できます。保存操作の後、フォームに添付されたルールが実行されます。
FCCS_YTDデータ入力に対して、監査追跡もデフォルトで有効化されます。
このオプションを有効にすると、フォームにYTDおよびYTD_Inputビュー・メンバーの両方を含めなくても、フォームの同じ行/列にYTDデータを入力および表示できます。
ノート: すべてのアプリケーション・タイプに対して「YTDデータ入力の使用可能」オプションが表示されますが、密/疎最適化(DSO)アプリケーションでのみ使用できます。
フォームでのYTDデータ入力を使用可能にするには:
ビュー・ディメンションがPOVまたはPAGEレイアウトにあり、行/列にないことを確認します。
フォームを保存してから再度開き、FCCS_YTDデータ入力を使用可能にするすべての基準に一致する場合は、FCCS_YTDメンバーにデータを入力できます。
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セキュリティに関する考慮事項
Post Form Loadで、FCCS_YTDメンバーは、FCCS_YTD入力メンバーとまったく同じ読取り専用ステータスを持ちます。これは、これらの例で示すようにFCCS_YTDセキュリティ設定が、最後の2つの例に示す例外を除いてFCCS_YTD_Inputのセキュリティ設定で上書きされることを意味します。
表17-8 例1
メンバー | ユーザー | セキュリティ・アクセス | フォームに対する有効なアクセス |
---|---|---|---|
FCCS_YTD_Input | パワー・ユーザー | 書込み | 書込み |
FCCS_YTD | パワー・ユーザー | 読取り |
表17-9 例2
メンバー | ユーザー | セキュリティ・アクセス | フォームに対する有効なアクセス |
---|---|---|---|
FCCS_YTD_Input | パワー・ユーザー | 読取り | 読取り |
FCCS_YTD | パワー・ユーザー | 書込み |
表17-10 例3
メンバー | ユーザー | セキュリティ・アクセス | フォームに対する有効なアクセス |
---|---|---|---|
FCCS_YTD_Input | パワー・ユーザー | なし | 読取り |
FCCS_YTD | パワー・ユーザー | 書込み |
表17-11 例4
メンバー | ユーザー | セキュリティ・アクセス | フォームに対する有効なアクセス |
---|---|---|---|
FCCS_YTD_Input | パワー・ユーザー | 書込み | なし |
FCCS_YTD | パワー・ユーザー | なし |