換算上書きのレート勘定科目の作成

アプリケーションの一部として作成される平均レートおよび期末レートのシステム・レート勘定科目に加え、追加のレート勘定科目を作成できます。これらのユーザー定義のレート勘定科目は、一連の異なるレート・データを使用して特別な換算を実行する換算のオーバーライド・ルールに使用されます。ユーザー定義のレート勘定科目を作成、編集または削除できます。

注:

ユーザー定義のレート勘定科目を作成、編集または削除するには、サービス管理者である必要があります。

パワー・ユーザーおよびその他のユーザーには換算ルールへのアクセス権がなく、ユーザー定義のレート勘定科目を表示または変更できません。

次のトピックを参照してください。

次のタイプのレート勘定科目を作成できます:

  • グローバル・レート

  • ローカル・レート

グローバル・レート勘定科目のガイドライン

最大18のグローバル・レート勘定科目(システムで作成された2つのメンバーを含め、合計20の勘定科目)を追加できます。

新しいグローバル・レート勘定科目を作成、またはレート勘定科目をメンテナンスした後は、データベースをリフレッシュする必要があります。データベースをリフレッシュすると、入力した為替レートおよび為替レートの勘定科目階層が更新されます。

新しいユーザー定義のグローバル・レート勘定科目は、入力した為替レートの子メンバーとして挿入されます。これは、その階層のレベル0メンバーであり、既存の2つのシステム・レート勘定科目である平均レートと期末レートの兄弟です。システム・レート勘定科目と同じプロパティを保持します。

新しいグローバル・レート勘定科目を作成すると、シードされているこれらのシステム・レートのフォームに、新しく定義された勘定科目が自動的に追加されます。

  • 為替レートの入力 – 複数期間

  • 為替レートの入力 – 単一期間

  • 為替レート

グローバル・レート勘定科目に入力されたレート・データは、すべてのエンティティに適用されます。

レート・キューブをターゲットにするフォームでセルが編集された場合は、システムでレートが自動的に計算されます。新しいユーザー定義のグローバル勘定科目を含め、すべてのグローバル・レート勘定科目のレートが計算されます。計算されたすべてのグローバル・レート・データは、レート・キューブに格納され、シードされているデータ・フォームで表示できます。

ローカル・レート勘定科目のガイドライン

新しいローカル・レート勘定科目を作成、またはレート勘定科目をメンテナンスした後は、データベースをリフレッシュする必要があります。データベースをリフレッシュすると、入力した為替レートおよび為替レートの勘定科目階層が更新されます。

新しいユーザー定義のローカル・レート勘定科目は、為替レート -> ローカル・レートの子メンバーとして挿入されます。その階層のレベル0メンバーです。

新しいローカル・レート勘定科目を作成すると、シードされているレート・フォームであるローカル為替レートに、新しく定義された勘定科目が自動的に追加されます。

シードされているローカル為替レート・データ・フォームを使用して、換算される様々な通貨に関するレート・データを入力できます。ローカル・レート勘定科目では、直接レートのみがサポートされています。間接レートやクロスレートは計算されません。

基本エンティティまたは親エンティティのローカル・レート・データを入力できます。異なるレポート通貨に換算する場合は、異なるローカル・レートを指定できます。

注:

グローバル仮定エンティティは、ローカル・レート・データには有効ではありません。

計算されたローカル・レート・データはすべて連結キューブに保管されます。

ユーザー定義のレート勘定科目を作成するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」「連結」の順にクリックします。

  2. 「連結プロセス」ページで「換算」タブを選択します。

  3. ルールのリストから、「換算のオーバーライド」を選択します。

  4. 「レート勘定科目の管理」をクリックします。

    使用可能なユーザー定義レート勘定科目すべてをリストするポップアップ・ボックスが表示されます。

  5. 新しいレート勘定科目を作成するには、「+」をクリックします。

  6. 名前説明および別名を入力します。

    注:

    別名情報はデフォルトの別名表で使用されます。
  7. 「レート・タイプ」に、「グローバル・レート」または「ローカル・レート」を選択します。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「クローズ」をクリックして「レート勘定科目の管理」ダイアログ・ボックスを閉じます。

    変更されたことが検出されると、次のメッセージが表示されます。

    「レート勘定科目の変更をアプリケーションに適用するには、データベースをリフレッシュする必要があります。クローズ時にデータベース・リフレッシュを実行しますか?」

    • 「クローズおよびリフレッシュ」を選択すると、「データベースのリフレッシュ」ポップアップが開きます。

    • 「クローズ」(データベースのリフレッシュなし)を選択すると、「データベース・リフレッシュを手動で実行して、レート勘定科目の変更を反映させる必要があります。」の警告メッセージが表示されます。「OK」をクリックしてメッセージ・ボックスを終了します。