ディメンション、メンバーおよび別名の名前付けの制限

ディメンション、メンバーおよび別名を命名する場合は、次のルールに従います。

  • ディメンション名、メンバー名または別名に使用する文字数は80文字までとします。

  • ディメンション、メンバーまたは別名については、名前の大文字と小文字が区別されません。大文字と小文字のみが異なる、一致する名前を使用しないでください。たとえば、2つのメンバーに"zzz"と"ZZZ"という名前を付けないでください。

  • メタデータ・ロード・ファイル内のメンバー・プロパティまたは列ヘッダーと同じ名前のディメンション名(「データ型」など)は使用しないでください。

  • メンバー名、ディメンション名、別名および説明でHTMLタグを使用することはできません。

  • ディメンション名、メンバー名および別名では[Tab]キーが制限されており、使用できません。

  • ディメンション名、メンバー名および別名で制限されていて使用できない文字のリストを次に示します:

    表5-1 ディメンション名、メンバー名および別名で制限されている文字

    文字 意味

    "

    引用符

    [ ]

    大カッコ

    \

    円記号(バックスラッシュ)

    /

    スラッシュ

    注:

    • 大カッコ[ ]は認められていますが、ブロック・ストレージ・アウトラインでは推奨されていません。これは、集約ストレージ・アウトラインに変換する場合にエラーの原因となることがあるためです。

    • メンバー名および別名には、ASCII置換文字(ゼロ幅スペース文字) 0x1Aを使用しないでください。

  • ディメンション名、メンバー名および別名の先頭で使用できない文字のリストを次に示します:

    表5-2 ディメンション名、メンバー名および別名の先頭で制限されている文字

    文字 意味

    @

    アット・マーク

    &

    アンパサンド

    \

    円記号(バックスラッシュ)

    [ ]

    大カッコ

    ,

    カンマ

    -

    ダッシュ、ハイフンまたはマイナス記号

    =

    等号

    <

    小なり記号

    ( )

    丸カッコ

    .

    ピリオド

    +

    プラス記号

    "

    引用符

    /

    スラッシュ

    _

    アンダースコア

    |

    縦棒

    注:

    前述の文字を含むメンバー名は、ビジネス・プロセスのデータ・エクスポート・ジョブでは許可されていません。

  • 名前の先頭または末尾にスペースを挿入することはできません。

  • 共有メンバーには、基本メンバーと同じ名前が必要です。基本メンバー名も共有メンバー名も大文字と小文字を区別します。

  • ディメンション名、メンバー名または別名として次のものを使用することはできません:

    • 計算スクリプト・コマンド、演算子およびキーワード

    • 関数名と関数引数

    • 他のディメンションおよびメンバーの名前(メンバーが共有されている場合を除く)

    • 属性ディメンションを含む一意のメンバー・アウトラインでは、Sum、Count、Min、MaxおよびAvgをメンバー名またはディメンション名として使用することはできません。これらの名前を使用すると、重複する名前が競合する原因となります。

      注:

      属性計算ディメンションに作成されたメンバー(Sum、Count、Min、MaxおよびAvg)は、予約語とみなされません。これは、これらの名前を属性計算ディメンションで変更してから、属性ディメンションまたは標準ディメンションで標準名を使用できるためです。

      アウトラインに一意のメンバー・アウトラインのタグが付けられている場合、Sum、Count、Min、MaxおよびAvgをメンバー名として使用しないようにしてください。たとえば、Maxを標準ディメンションとして使用してから、属性ディメンションを作成すると、この属性計算ディメンションにMaxメンバーが作成され、重複名が検出され、次のエラー・メッセージが戻されます。

      "Analytic Serverエラー(1060115): 属性の計算ディメンション/メンバー名はすでに使用されています。"

      アウトラインに重複メンバー・アウトラインのタグが付けられており、Sum、Count、Min、MaxおよびAvgを基本メンバーとして使用する前に属性ディメンション(したがって属性計算ディメンション)が存在している場合は、重複名が許可されます。ただし、属性ディメンションを作成する前にSum、Count、Min、MaxおよびAvgを基本メンバーとして使用する場合、重複名は許可されません。

  • ディメンション名、メンバー名および別名で制限されていて使用できない語のリストを次に示します:

    表5-3 ディメンション名、メンバー名および別名で制限されている語

    制限されている語 制限されている語 制限されている語

    ALL

    AND

    ASSIGN

    AVERAGE

    CALC

    CALCMBR

    COPYFORWARD

    CROSSDIM

    CURMBRNAME

    DIM

    DIMNAME

    DIV

    DYNAMIC

    EMPTYPARM

    EQ

    EQOP

    EXCEPT

    EXP

    EXPERROR

    FLOAT

    FUNCTION

    GE

    GEN

    GENRANGE

    GROUP

    GT

    ID

    IDERROR

    INTEGER

    LE

    LEVELRANGE

    LOCAL

    LOOPBLOCK

    LOOPPARMS

    LT

    MBR

    MBRNAME

    MBRONLY

    MINUS

    MISSING

    MUL

    MULOP

    NE

    NON

    NONINPUT

    NOT

    OR

    PAREN

    PARENPARM

    PERCENT

    PLUS

    RELOP

    REQUEST

    SET

    SKIPBOTH

    SKIPMISSING

    SKIPNONE

    SKIPZERO

    STATUS

    TO

    TOLOCALRATE

    TRAILMISSING

    TRAILSUM

    TYPE

    UMINUS

    UPPER

    VARORXMBR

    XMBRONLY

    $$UNIVERSE$$

    #MISSING

    #MI