補足データ・プロセスの概要

補足データ・マネージャを使用することで、補足データ(通常は財務トランザクション)の編成、更新、編集および管理を行うことができます。これは、脚注、開示、サポート詳細に役立つ堅牢でアド・ホックなデータ収集プロセスです。

  1. 管理者は、補足データ機能を有効化してアプリケーションを作成し、データベースをリフレッシュしてシステム設定情報を設定します。

  2. パワー・ユーザーは、次の手順を実行します:

    • データ収集で必要な可能性がある追加のディメンションを作成します。

    • データ収集プロセスの頻度、およびフォームの基になるワークフロー・ディメンションを定義するための収集間隔を作成します。

    • データ収集プロセスの一環としてデータを保管するための収集およびサブ収集を作成します。

    • 属性、および属性の計算ルールと検証ルールを作成します。

    • 一貫性のある反復可能なデータ収集プロセスが確保されるように、データ・フォーム・テンプレートを作成します。

    • 各データ・フォーム・テンプレートにワークフローとアクセス権を割り当てます。

    • 収集プロセスに備える特定のデータ収集期間に、フォーム・テンプレートをデプロイします。

      • 期間がオープンしていない場合は、フォーム・インスタンスが保留ステータスになります。

      • 期間がオープンしている場合は、フォーム・インスタンスはアクティブになりデータ入力に使用できます。

  3. システムにディメンション、収集およびフォームが作成された後、管理者が期間をオープンして、データ収集プロセスを開始する期間をオープンします。

  4. 次に、ユーザーは次のタスクを実行します:

    • 期間がオープンしたときにデータを手動でロードするか、CSVファイルを使用してフォーム・データをインポートします。また、コメントの入力や質問への回答など、ユーザーは実行するすべてのアクションに対応できます。

    • 検証を実行し、データが正しいことを確認します。

    • 承認のためにデータを送信します。

  5. 承認者を割り当てられたユーザーはデータを確認して承認するか、却下します(承認に複数のレベルが存在する場合があります)。

  6. ユーザーは、データが承認されたら(ワークフロー・オプションにより異なります)、要約されたデータを表示してデータを転記します。

  7. 管理者またはパワー・ユーザーは、割り当てられているユーザーに、関連するデータ・フォームについての電子メール・アラートを送信します。

  8. 管理者が、データ収集の期間をクローズしてロックします:

    • データ収集の期間をクローズします(別のフォーム・インスタンスが起動されないようにします)

    • データ収集の期間をロックします(変更できなくなります)

また、Oracle Smart View for Officeの「補足データ」オプションを使用して、データ収集プロセスを管理したり、補足データ・フォームを操作できます。最初に、補足データ管理のためのSmart View拡張機能をインストールする必要があります。拡張機能をインストールするには、Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドのクライアントのダウンロードおよびインストールに関する項を参照してください。

補足データに関する詳細は、次のビデオを参照してください:

ビデオ・アイコン補足データ.

次のチュートリアルでは、補足データの使用に関する追加情報を説明します:

ビデオ・アイコンFinancial Consolidation and Closeでの補足データの確認、更新および分析.