Financial Consolidation and Closeでは、OCIオブジェクト・ストレージとの間のファイルの移動が自動的に処理されるため、ユーザーは添付をシームレスにアップロードおよび表示できます。
Financial Consolidation and CloseによってOCIオブジェクト・ストレージに格納されるものの例として、タスク・マネージャ、補足データ・マネージャおよびエンタープライズ仕訳の添付があります。
タスク・マネージャ、補足データ・マネージャおよびエンタープライズ仕訳で作成されたそれぞれの添付には、一意のIDが生成されます。このIDは、添付がOCIオブジェクト・ストレージに格納されるときにファイル名として使用されます。添付ファイルの実際の名前は、オブジェクト・ストレージ・ファイルのプロパティとして格納されます。たとえば、fx_translations.xlsx
というファイル名の添付をタスク・マネージャに追加するとします。この添付に対して、fpbh-2765
などの一意のIDが生成されます。この添付はfpbh-2765
という名前でOCIオブジェクト・ストレージに格納され、添付ファイルの実際の名前fx_translations.xlsx
は、OCIオブジェクト・ストレージにfpbh-2765
のプロパティとして格納されます。添付ファイルの実際の名前を特定するには、OCIオブジェクト・ストレージでファイルの「詳細の表示」を使用します。
Note:
Financial Consolidation and Closeによって、OCIオブジェクト・ストレージからファイルが削除されることはありません。かわりに、OCIオブジェクト・ストレージの添付は、OCIオブジェクト・ストレージで設定された保持ポリシーに基づいてパージされます。保持ルールを使用したデータの保持を参照してください。