SolveOrderは、ディメンションまたはメンバーのいずれかに設定でき、メンバー評価の順序を定義するメタデータ・プロパティです。解決順は問合せ実行時に適用されます。マルチディメンショナル問合せでセルが評価される場合、計算が解決される順序はSolveOrderプロパティによって決まります。
メンバー式の順序の解決を参照してください。
拡張ディメンションを使用するとき、SolveOrderは特定ディメンションのDynamicCalcメンバーに対して設定されます。これは、フォームおよびアドホック・グリッドを作成するとき問合せパフォーマンスの向上に役立ちます。SolveOrderプロパティを持つメンバーの動的計算の祖先はすべて、同じSolveOrderを使用して設定される必要があります。
Financial Consolidation and Closeでは、拡張ディメンションを使用するとき、SolveOrderは次のディメンションに対して設定されます:
増減
連結
DataSource
期間
表示
前述のディメンションのすべての必須シード・メンバーについて、SolveOrderメタデータ・プロパティがデフォルトでシードされています。データ・ソース・ディメンションおよび増減ディメンションにメンバーを追加できます。SolveOrderを使用するシード親メンバー下のこれらのディメンションにDynamicCalcを追加する場合は、新しいメンバーにSolveOrderを設定する必要があります。取得パフォーマンスの問題につながる可能性があるため、カスタム・ディメンションにはSolveOrderを設定しないでください。
構成タスクからメタデータに対してSolveOrderを適用します。ディメンションを選択し、次にSolveOrderを選択します。SolveOrderプロパティを適用すると、サマリーが表示され、新しいSolveOrderを使用して変更されたすべてのメンバー、および新旧の値がリストされます。SolveOrderを設定するとメタデータが変更されるため、「データベースのリフレッシュ」タスクを実行して変更を有効にする必要があります。
カスタマイズした解決順の値を保持するために、EnableSolveOrderImport代替変数が自動的に有効になっています。これにより、アプリケーションのインポート、アップグレードまたは増分の「機能を使用可能にする」プロセス中に、シード・メンバーのカスタマイズした解決順の値を保持できます。
SolveOrderメタデータ・プロパティを適用するには:
ホーム・ページで 「アプリケーション」をクリックし、「構成」をクリックします。
「メタデータSolveOrderの適用」をクリックします。
「ディメンション」ドロップダウン・リストから、ディメンションを選択します。
「SolveOrder」ドロップダウン・リストから、SolveOrder値を選択します。
SolveOrderの最小値は0で、最大値は127です。
タスクが完了したら、変更したメンバーについて値のサマリー・ページをレビューします。
ホーム・ページで「アプリケーション」、「概要」の順にクリックします。
「アクション」から「データベースのリフレッシュ」を選択し、「リフレッシュ」をクリックします。