アクティビティ・レポートとアクセス・ログの操作

アクティビティ・レポートについて

アクティビティ・レポートは毎日自動的に生成され、これによってサービス管理者はアプリケーションの使用状況を把握できます。アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える計算スクリプトおよびユーザー要求を特定し、アプリケーションの設計を合理化することにも役立ちます。さらに、レポートを使用してサービスの使用状況とパフォーマンスを過去のレポートと比較できます。このレポートに含まれる情報には、次のようなものがあります。

  • サービスにアクセスしたユーザーの数。

    特定日のユーザー数に対する平均使用期間に加え、レポートでは過去1週間、過去7日間、過去30日間にログインした1日あたりのユーザー数も表示されます。

  • 完了に10秒以上かかったUI要求の比率と、完了に時間がかかった要求の上位7位

    UI要求とは、サインイン、データのロード、フォームの操作、ルールの検証などのユーザー・アクションです。低パフォーマンス下位30位のセクションでは、ユーザー、アクションの期間、そのユーザーが実行したアクティビティ、およびユーザーが表示した画面が示されます。

  • 実行別のユーザー・インタフェース上位15位

  • 時間別の平均サービス応答時間と、試用期間別のユーザー数

  • 期間別のアクティブなユーザーと非アクティブなユーザー上位10位

  • 1分以上かかったパフォーマンスの低い計算スクリプト・コマンドの下位5位

  • 時間別の計算スクリプト上位10位

    この表では、実行に最も長く時間のかかったビジネス・ルールが示されます。使用可能の情報には、計算スクリプトの名前、スクリプトの実行回数および期間などがあります。

  • サポート対象外のブラウザのバージョンと、それを使用したユーザーの数。

  • サービスへのアクセスに使用されたブラウザのバージョンと、それを使用したユーザーの数。

  • レポート期間に発生したアプリケーション設計の変更

    このセクションには、アプリケーション設計変更の監査証跡が示されます(存在する場合)。アプリケーション名、変更された設計アーティファクトのタイプと名前、アーティファクトを変更したいユーザーのID、および変更の日時などの情報があります。データの変更は、この表には反映されません。

  • 使用されているOracle Smart View for Officeのバージョンと、それを使用したユーザーの数

  • 最新バージョンのSmart Viewを使用していない、最もアクティブなSmart Viewユーザー上位10位

注:

アプリケーション・アクティビティ・レポートでは、管理者のタイム・ゾーン(メンテナンス・ウィンドウ画面で設定)を使用します。

アクセス・ログについて

サービスにアクセスしたIPアドレスとそのアクティビティの詳細が含まれたカンマ区切り値(CSV)ファイルをダウンロードできます。アクセス・ログは毎日生成されます。アクセス・ログに含まれる情報には、日時、ユーザーがアクセスしたリソース、ユーザー・アクティビティの長さ、ユーザーがサービスに接続したIPアドレス、およびユーザーがサービスで実行したアクションなどがあります。

アクティビティ・レポートとアクセス・ログの保持ポリシー

アクティビティ・レポートとアクセス・ログは、過去60日間分のみ保持されます。

監査用に必要な場合は、downloadfileコマンドを使用して、送信ボックスからローカル・コンピュータにアクティビティ・レポートおよびアクセス・ログをダウンロードします。Oracle Enterprise Performance Management Cloud EPM自動化の操作コマンド・リファレンスを参照してください。

アクティビティ・レポートの表示およびアクセス・ログのダウンロードを行うには:

  1. サービスにアクセスします。
  2. 「アプリケーション」「概要」「アクティビティ・レポート」の順にクリックします。
  3. アクションを行います:
    • アクティビティ・レポートを開くには、表示するレポートの日付を示す行の「アクティビティ・レポート」の下の「表示」をクリックします

    • アクセス・ログをダウンロードするには、ダウンロードするログの日付を示す行の「アクセス・ログ」の下の「ダウンロード」をクリックします。