監査の概要

監査機能を使用して、ユーザーが実行したタスクを表示します。監査タイプ(「データ」や「セル詳細のクリア」など)、日付範囲(「昨日」や「過去60日間」など)およびユーザー名で監査タスクをフィルタできます。

監査トラッキングを有効化し、監査情報を表示およびエクスポートするには、サービス管理者である必要があります。

次のタイプのユーザー・アクティビティを、タスク監査でログに保存できます。

表17-1 監査可能なタスク

監査タイプ 追跡される変更

ディメンション管理

  • ディメンション階層: メンバーまたはディメンションの追加。プロパティの移動、削除および変更。メンバーおよびディメンションの名前変更

  • パフォーマンス設定: ディメンションの密または疎の再設定、ディメンションの順序の変更

別名表の管理

別名表への変更: 登録、コピー、名前変更、削除およびクリア

データ

  • セル値

  • サポート詳細

  • 勘定科目注釈

  • セル・レベル・ドキュメント

注:

データ変更がデータ・フォーム内で発生した場合のみ、監査ログは変更を取得します。変更が、たとえばビジネス・ルール計算、データ・マップ、Oracle Essbaseへの直接データ・ロードなどの一部として発生した場合、監査ログで取得されません。

ビジネス・ルールの起動

計算スクリプトおよびビジネス・ルールによる更新(実行時プロンプトを含む)

フォームの定義

フォーム: フォームの作成、移動、削除(監査レコードには、設計の変更方法は記録されません。)

フォーム・フォルダの管理

フォルダ: 作成済、移動済および削除済

セキュリティ

ディメンションのメンバー、フォーム、フォーム・フォルダ、ビジネス・ルールおよびタスク・リストに対するアクセス権限

ユーザーの管理

追加、変更および削除済のユーザー

グループの管理

追加、変更および削除済のグループ、追加および除去済のユーザー

タスク・リスト

タスク・リスト: 作成、更新、保存、移動および削除済

データのコピー

サポート詳細、セル・テキスト、セルの添付、詳細のないデータなどを含む静的ディメンション、ソース・ディメンション、宛先ディメンションにおけるユーザーの選択

セル詳細のクリア

サポート詳細、コメント、および添付のクリアにおけるユーザーの選択

変数

変数(代替変数およびユーザー変数): 追加、変更および削除済

アプリケーションの管理

  • アプリケーションのログイン・レベルに対する次のような変更:

    • 「管理モード」ジョブの実行

    • 「アプリケーションを使用可能にする対象」のシステム設定の変更(手動で変更されたときとデータベース・リフレッシュ中に自動的に変更されたときの両方)

    • EPM自動化コマンドsetApplicationAdminModeの実行

    • REST APIを使用した「管理モード」ジョブの実行

  • プランニング・カスタム・アプリケーションおよびフリーフォームのハイブリッド・モードに対する変更(「ハイブリッド・モードの有効化」または「ハイブリッド・モードの無効化」)。

レポート・アーティファクト

レポート、共有レポート、スナップショット、ブック、バースト定義の各タイプが対象:

  • 作成: 名前、親の名前

  • 変更: 名前、親、内容

  • 削除: 名前

ドキュメント

ドキュメントを追加、変更および削除

「監査」ページには、次の情報が表示されます。

  • 監査(タスク)

  • ソース

  • アクション

  • ユーザー

  • 名前

  • 日付

  • 詳細

  • プロパティ

  • 古い値

  • 新規の値

列はすべて、昇順または降順でソートできます。