Groovyビジネス・ルールの作成について

注:

Groovyルールは、「Enterprise」タイプ(Enterprise PBCSまたはPBCS Plus Oneライセンスで使用可能)、Strategic Workforce Planning、Sales Planningおよびフリーフォームのアプリケーションにのみ使用できます。

Groovyビジネス・ルールを使用すると、通常のビジネス・ルールでは解決できないユース・ケースを解決する高度なルールを設計できます。たとえば、フォーム上のデータ値が事前定義済のしきい値を超える場合に、そのデータの保存を禁止するルールを設計できます。

Groovyルールは、Calculation Managerで作成し、「ルール」ページ、フォームのコンテキスト内、ジョブ・スケジューラ、ダッシュボード、タスク・リストなど、ビジネス・プロセスで計算スクリプト・ルールを実行できる任意の場所から実行します。Groovyルールはルールセットでもサポートされています。ルールセット内では計算スクリプト・ルールとGroovyルールを併用できます。

Oracleでは、次の2つのタイプのGroovyルールをサポートしています。

  • 実行時プロンプト以外のコンテキストに基づいて実行時に計算スクリプトを動的に生成し、Oracle Essbaseに対して実行される計算スクリプトを返すルール。

    たとえば、プロジェクトの期間(開始日から終了日まで)のみを対象としたプロジェクト費用を計算するルールを作成できます。

    また、フォーム上にある勘定科目のみを対象としたトレンドベースの計算も同様の例の1つです。この計算を収益、費用、貸借対照表およびキャッシュ・フローの各種フォームで使用できます。これにより、最適化と再利用が可能になります。

  • データ検証を実行し、入力されたデータが会社のポリシーに違反する場合に操作を取り消すような純粋なGroovyルール。

このチュートリアル・ビデオを見て、Groovyルールとスマート・プッシュを使用して変更済データを移動する際のベスト・プラクティスを学習します。

ビデオ・アイコンGroovyルールとスマート・プッシュを使用した変更済データの移動

このチュートリアル・ビデオを見て、Groovyスクリプト言語を使用してコンテキスト固有の動的ビジネス・ルールを作成し、ビジネス・プロセス・フォームでの計算のパフォーマンスを改善する方法を学習します

ビデオ・アイコンGroovyルールを使用した変更済データの計算

注:

Enterpriseアプリケーションの場合、Groovyルールを作成する際にJava APIリファレンスを利用できます。Groovyルールを設計するためのテクニカル・リファレンスについては、クラウド・ヘルプ・センターのOracle Enterprise Performance Management Cloud GroovyルールJava APIリファレンスを参照してください。このリファレンスには、Oracle Enterprise Planning and Budgeting Cloud Academyからもアクセスできます。アカデミにアクセスするには、サインインしてから「アカデミ」をクリックします。

このJava APIリファレンスには、EPM Groovyオブジェクト・モデルの構文と動作を示す例も記載されています。例を確認するには、Oracle Enterprise Performance Management Cloud GroovyルールJava APIリファレンスを開きます。次に、いずれかの操作を実行します。

  • メイン・ページで「Groovyスクリプトの例」まで下にスクロールし、Groovyスクリプトのサンプルについての文章内の「ここ」という語をクリックします。
  • 左ペインの「すべてのクラス」で「StrategicModel」クラスをクリックします。