フォームとキューブ
フォームを作成する際、それをキューブに関連付けることにより、フォームの有効なメンバーが決まります。たとえば、フォームを「収益」キューブに割り当てた場合、「収益」キューブに有効な勘定科目のみを追加できます。入力したデータは、選択したキューブのデータベースに保存されます。
注:
割り当てた後でフォームのキューブを変更することはできません。
ソース・キューブがフォームのキューブと一致する場合にのみ、フォームの勘定科目を編集できます。
勘定科目のソース・キューブ以外のキューブに関連付けられたフォームに勘定科目を追加した場合、そのフォームでは勘定科目が読取り専用になります。
フォームと権限
設計(レイアウトや手順など)の変更やデータの入力を行うことができるユーザーを判別するには、フォームに権限を割り当てます。ユーザーは、保護された1つのディメンションのメンバーに対する権限を持っている場合にのみ、フォームを編集できます。たとえば、ユーザーがEurope (欧州)エンティティに対する読取り専用権限を持っている場合、Europe (欧州)エンティティを含む行と列は読取り専用です。ユーザーは、書込み権限を持っているメンバーについてのみデータを変更できます。
フォームとバージョン
ボトムアップ・バージョンでは、レベル0メンバーを持つ行および列でデータ入力が可能です。親メンバーに設定された行または列は読取り専用となります。ボトムアップ・バージョンでデータ・エントリを許可するには、さらに視点をレベル0メンバーに設定する必要もあります。ターゲット・バージョンにより親および子のメンバーでデータ・エントリを許可できます。
属性によるフォーム・メンバーのフィルタ
属性を使用して、メンバーを選択できます。たとえば、エンティティ・ディメンションでは、South (南部)などの特定の地域によってメンバーを選択できます。その結果として生成されるグリッドには、South (南部)属性を持つメンバー(TX、NMなど)のみが含まれます。属性によってフィルタされた行および列に値を入力し、保存できます。
フォームと共有メンバー
共有メンバーは個々に選択できないため、関係機能を使用して選択します。たとえば、代替の機能ロールアップを選択して、そのロールアップの下にすべてのメンバーを含めます。ユーザーは、共有メンバーを表示する行または列に値を入力でき、データはデータベースの基本メンバーに保存されます。
フォームと計算
計算を最適化するには、個々の子を選択するかわりに、関係(子孫や子など)を使用して行メンバーを選択します。たとえば、個々の親レベルの合計を計算するには、複数のパスが必要になることがあるため、かわりに関係を使用します。