フリーフォーム・アプリケーションを構築するには、アプリケーション作成ウィザードを使用してディメンションを作成します。または、オンプレミス・リリース11.1.2.4.xxx (またはそれ以降)の単一キューブOracle Essbaseアプリケーションのアウトライン(OTL)ファイルまたはスナップショットを使用して、フリーフォーム・アプリケーションを作成できます。
フリーフォーム・アプリケーションのソースとしてEssbaseキューブOTLファイルまたはEssbaseアプリケーション・スナップショットを使用する場合、勘定科目、期間(時間)およびエンティティ(国)ディメンションが自動的に作成されマップされます。さらに、Essbaseアプリケーションの「バージョン」および「シナリオ」ディメンションがカスタム・ディメンションとして作成されます。その結果、即時利用可能なワークフロー機能はフリーフォーム・アプリケーションではサポートされません。
サービス管理者が、アプリケーション作成ウィザードまたは次のソースを使用してフリーフォーム・アプリケーションを構築します:
オンプレミス・リリース11.1.2.4.xxx (またはそれ以降)の単一キューブEssbaseアプリケーションのアウトライン・ファイル
オンプレミス・リリース11.1.2.4.xxx (またはそれ以降)の単一キューブEssbaseアプリケーションのOTLファイルを使用して、フリーフォーム・アプリケーションの構造を作成できます。このフリーフォーム・アプリケーションについて後で新しいキューブを追加または作成できます。
OTLファイル名はフリーフォーム・アプリケーションについて作成されたキューブに割り当てられるため、ファイル名を8文字以下にする必要があります。ファイル名が長いとプロセスが失敗する原因になります。
通常、OTLファイルは、オンプレミスEssbaseデプロイメント内のEssbaseServer/essbaseserver1/app/<app_Name>
ディレクトリにあります。
OTLファイルにはアプリケーション・データが含まれていないため、Essbaseデータをファイルに抽出する必要があります。MaxL、Essbase Studioまたは別のツールを使用して、Essbaseアプリケーションからデータをエクスポートします。データは、Essbaseデータ・ファイル・フォーマットでエクスポートする必要があります。
アプリケーションを作成した後、抽出したデータをEssbaseのソース・タイプを選択してインポートします。ローカルに格納されたデータ・ファイルから、またはOracle Enterprise Performance Management Cloud受信ボックスにアップロードされたファイルからインポートできます。手順の詳細は、データのインポートを参照してください。
オンプレミス・リリース11.1.2.4.xxx (またはそれ以降)の単一キューブEssbaseアプリケーションのアプリケーション・スナップショット
このオプションは、 移行を使用して作成された既存のEssbaseアプリケーション・スナップショット(ZIPファイル)を移行することで、アプリケーションの作成を簡略化します。このプロセスは、ディメンションのロード、代替変数の作成、グラフィカル・ルールとしての計算スクリプトの変換、およびデータのロードを自動化します。このフリーフォーム・アプリケーションについて後で新しいキューブを追加または作成できます。