グリッド・プロパティにより、行および列を表示する方法を定義します。
グリッド・プロパティを設定するには:
表19-15 フォーム・グリッド・プロパティ
オプション | 説明 |
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欠落ブロックの抑制 |
複数の行に対して、「欠落データの抑制」の効率を大幅に向上させます。抑制する行が存在しない場合または少ない場合は、このオプションによってパフォーマンスが低下することがあります。この設定を使用する前後でフォームをテストし、パフォーマンスが向上するかどうかを判定します。 このオプションを使用する場合は注意してください。
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欠落データの抑制 |
データがない行または列を非表示にします。クリアすると、データが欠落しているセルには"#MISSING"が表示されます。 |
無効なデータの抑制 |
無効なデータを含む行または列を非表示にします。無効なデータを含むセルは読取り専用です。 |
データベース抑制の使用 |
ビジネス・プロセス・レベルではなくOracle Essbaseレベルで行の抑制を適用します。これにより、ビジネス・プロセス側のデータ量が削減され、問合せしきい値に対する影響が排除されます。 注: このオプションを使用し、フォーム上に結果が#MISSING値となる式の列がある場合、その行はEssbaseでは抑制されるためフォーム上に表示されず、式の評価のためにビジネス・プロセスに戻されることはありません。 |
デフォルトの行の高さ |
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デフォルトの列の幅 |
幅をピクセルで指定します。
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無効なシナリオ/期間の抑制 |
このオプションは、フォーム・グリッドの表示をシナリオの開始期間と終了期間に結び付けます。選択されている場合、シナリオの期間範囲外の期間の表示は抑止されます。 |
グローバル仮定フォーム |
フォームについてテスト環境から本番環境にグローバル仮定を転送するには、「グローバル仮定フォーム」を選択し、それを更新して仮定を保管します。グローバル仮定を使用したフォームの設計を参照してください。 |
自動保存の使用可能 |
このオプションを使用すると、ユーザーは、[Ctrl]を押しながら[Z]を押すことでアクションを連続的に元に戻せます。また、プランナがセル間を移動すると、変更が自動的に保存されます。
注: パフォーマンスを最適化するには、行と列に密ディメンションのみを使用します。 |
自動保存のフォーム計算の実行 |
「自動保存の使用可能」を選択した場合にのみ使用できます。「自動保存のフォーム計算の実行」を選択した場合、変更および保存された値(たとえば集約された親の値のパーセンテージを計算する式を持つ行)に依存して動的に計算されるセルが更新され、緑の背景で表示されます。 |
欠落を抑制したらゼロも抑制 |
フォームでこのオプションを、「欠落データの抑制」オプションと同時に選択すると、「欠落」と「ゼロ」両方を含む行または列がすべて抑制されます。 この設定を選択すると、Oracle Smart View for Officeでデータ欠落やゼロを抑制していた実行時の抑制選択より優先されます。 注: フォーム2.0では、行または列にゼロと#Missingの組合せがある場合、フィルタ処理は適用されません。 |
アド・ホックでのフォーム抑制の削除 |
Smart Viewユーザーに、他の抑制オプションが指定されたフォーム上でアド・ホック分析の実行を許可する場合に選択します。フォームに欠落データがある場合、列または行の基本ディメンション・メンバーはSmart Viewのアド・ホック・グリッドに表示されます。これにより、フォーム設計で抑制オプションが有効になっていた場合でも、ユーザーはフォームでアド・ホック分析を継続できます。 注: このオプションを選択しても、ユーザーがSmart Viewの「オプション」ダイアログ、「データ・オプション」タブで設定した可能性のある抑制オプションは上書きされません。フォームに対して「アド・ホックでのフォーム抑制の削除」オプションが有効な場合、ユーザーがフォームでアド・ホック分析を実行するとエラーが発生し、ユーザーはSmart Viewで抑制オプションをクリアする必要があります。 |
オンザフライ計算の使用可能 |
このオプションを選択した場合、フォーム2.0で、メンバー式が添付されたセルにカーソルを置くと、セルに関連付けられているメンバー式が表示され、オンザフライ計算を実行できます。オンザフライ計算では、変更を送信せずに計算を実行できます。 フォーム2.0は、レッドウッド・エクスペリエンスが有効になっている場合にのみ使用できることに注意してください。 |