EPM統合エージェントのコンテキスト関数

EPM統合エージェントAPIのコンテキスト関数は、スクリプト・ライターの重要なコンテキスト情報を提供するのに使用できます。

コンテキスト関数は次のとおりです:

関数 説明

agentContext["JOBTYPE"]

エージェントで実行されるジョブ・タイプを提供します。現時点では、JOBTYPEプロセスはEXTRACTおよびDRILLです。

ドリル・スルー操作を実行するとき、エージェントは、カスタム問合せを実行するコードを使用するかわりに、問合せを実行する必要があります。抽出を実行するとき、スクリプトを使用して問合せを直接実行し、出力ファイルを作成してから、最終的にOracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementにアップロードするためにエージェントによって選択されるデータ・ディレクトリにそのファイルを保存できます。(これには、skipAction() APIの使用も必要です。)

ドリル操作では、エージェントがデータ・ディレクトリからファイルを選択するのではなく、定義済接続を使用して問合せを実行する必要があります。このため、別の問合せを使用する場合、agentAPI.UpdateQuery()メソッドを使用して問合せを更新し、必要に応じてsetCustomConnection() APIを使用してエージェント接続情報を更新する必要があります。その後、エージェントは問合せ出力をファイルではなくJSONペイロードでクラウドに渡します。

agentContext["EPM_APP_DATA_HOME"]

EPM統合エージェントの開始時に使用するINIファイルに指定されたデータ・ホームを提供します。

agentContext["DELIMITER"]

Cloud EPMからデータ・ソース・エントリの一部として指定したファイル区切り文字を提供します。

agentContext["DATAFILENAME"]

Cloud EPMにアップロードされるファイルのパスと名前を提供します。ファイル名を手動で作成するかわりに、この関数を使用します。

agentContext["JOBID"]

Cloud EPMに送信された統合からのジョブIDを提供します。

agentContext["INTEGRATION"]

実行されるINTEGRATIONの名前を提供します。

agentContext["WRITEBACK_DATA_FILE"]

Cloud EPMからダウンロードされるライトバック・データ・エクスポート・ファイルのパスおよび名前を提供します。ファイル名を手動で作成するかわりに、この関数を使用します。

agentContext["LOCATION"]

Cloud EPMに送信された統合からのロケーションを提供します。

agentContext["SOURCE_APPLICATION"]

Cloud EPMに送信された統合からのソース・アプリケーションを提供します。

agentContext["TARGET_APPLICATION"]

Cloud EPMに送信された統合からのターゲット・アプリケーションを提供します。