9 データ統合の定義

データ統合を定義するには、Enterprise Resource Planning (ERP)ソース・システムからメタデータとデータを抽出する(直接統合)か、ファイルからデータを抽出し、それをEnterprise Performance Management (EPM)ターゲット・アプリケーションにプッシュします。

データ統合でのデータ・フロー

ファイルベースのインポートは、Enterprise Resource Planning (ERP)ソース・データに直接接続できないが、テキスト・ファイルでソースのデータを使用できるユーザーのためにサポートされています。すべてのファイル(区切りファイルなど)は、ターゲットEPMアプリケーションに容易にインポートできます。勘定科目、エンティティ、データ値をファイルのどこに置くか、およびデータ・インポート時にどの行をスキップするかを選択できます。この機能を利用すると、ビジネス・ユーザーが任意のソースのデータを容易にインポートでき、ターゲット・アプリケーションにロードする際に技術的な支援がほとんど必要ありません。

ファイルベース統合の詳細は、ファイルベース統合の作成を参照してください。

他のOracle Cloudサービス(即時利用可能な統合またはパッケージされた統合)に直接接続できるお客様は、ソース・データを定義し、データを必要なターゲット・フォーマットに変換するためのマッピング・ルールを作成し、定期的なデータ・ロード・プロセスを実行および管理します。

直接統合ベースのソースの場合、データのインポートおよびエクスポートのソースは次のいずれかです。

  • Oracle ERP Cloud - General Ledger。General Ledgerからの実績のロードと予算および実績の修正仕訳のライトバック

  • Oracle ERP Cloud - Budgetary Control。契約、債務および支出のロードと予算のライトバック

  • Oracle ERP Cloud - Sub-Ledgers。補助元帳トランザクション・データのロード

  • Oracle NetSuite - Oracle NetSuiteからの実績およびメタデータのロード

  • Oracle Human Capital Management Cloud - 従業員属性、給与およびその他の関連ジョブ情報のロード。

  • Oracle E-Business Suite - General Ledgerからの実績のロード。

  • Oracle Peoplesoft - General Ledgerからの実績のロード。

  • カスタム・オンプレミス・データ・ソース—オンプレミス・データベース・アダプタおよびEPM統合エージェントの使用。

  • Oracle Autonomous Database - Oracle Autonomous Databaseで実行されているステージング・アプリケーションまたはその他のアプリケーションからのソース・データの抽出。EPM Cloudから、Oracle Autonomous Databaseの選択したレポート用データ・ウェアハウスにデータをエクスポートすることもできます。

  • ローカルOracle Enterprise Performance Management Cloudアプリケーション - 異なる入力キューブ間でデータを移動する、入力キューブとレポート・キューブの間のデータ同期

  • 別のサービス・インスタンスからのEPM Cloudアプリケーション—個別のビジネス・プロセスでのアプリケーション間のデータ同期。

注:

ビジネス・プロセスからビジネス・プロセスへの統合については、両方のビジネス・プロセスが同じリリース・レベルである必要があります。

関連項目: