データ・フローの定義

データは、すべてのクラウドのOracle Fusion Cloud Enterprise Performance Managementビジネス・プロセスの基盤であり、必要なデータをロードできるようにするためのツールの選択は重要な決定事項となります。多くの場合、統合ツールに関連する議論は必要なデータ・フローについての議論よりも先に行われますが、統合ツールの議論を促進するのは、これらのデータ・フローです。

統合のベスト・プラクティスは、ソース、変換およびターゲット・ビジネス・プロセスを決定することにより、最初にデータ・フローを定義することです。ツールや統合機能についての議論よりも先に、このことを完了する必要があります。たとえば、データ・フローでFusion GLをソースとして、Financial Consolidation and Closeをターゲットとして使用し、ソースの勘定体系をFinancial Consolidation and Close内のディメンションにマップするために変換を使用できます。


イメージはデータ・フローを示します

データ・フローを特定したら、次に、それぞれのデータ・フローを可能にするツールを決定します。新規クラウドのCloud EPM実装については、EPMで使用可能な統合ツールを最初に確認してから他のツールを検討することをお薦めします。(たとえば、それぞれのCloud EPMビジネス・プロセスで使用可能なデータ統合では、定義したデータ・フローのすべてではないにしても、ほとんどをサポートできます。)

それ以外については、統合に使用する既存のツール、またはIT標準である可能性があるツールをお客様がお持ちの場合があります。このような場合は、Cloud EPMのツールおよびCloud EPMのAPIを既存の統合アーキテクチャまたはツールのセットに簡単に組み込むことができます。

既存のツールがある場合でも、Cloud EPMの統合要件の出発点としてすべてのデータ・フローを定義することが重要です。