アプリケーションのディメンションの詳細の定義

アプリケーション・ディメンション・ページには、選択したアプリケーションのディメンションがリストされます。ディメンションは、ユーザーが業務上の質問に回答できるようにするためにデータを分類する構造です。通常、それぞれのディメンションには関連するメンバーをグループ化した階層が含まれます。よく使用されるディメンションは、顧客、製品および時間です。

たとえば、Planningには、7つの標準ディメンション(勘定科目、エンティティ、シナリオ、バージョン、期間、年、通貨)があります。さらに、汎用Planningアプリケーションには、最大25個のカスタム・ディメンションを含めることができます。

ディメンションの詳細は、アプリケーション・タイプごとに異なります。選択したアプリケーション・タイプに対して、必要に応じてディメンションを再分類し、ディメンション・クラスを変更できます。

ディメンションの詳細を定義するには:

  1. アプリケーション・ページで、アプリケーションの右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックし、「アプリケーション詳細」を選択します。
  2. 「ディメンション」タブを選択します。
  3. 「ドリル領域の作成」オプションを選択して、ドリル領域のデータ・スライス定義にディメンションを含めます。データ・ロード・プロセス中にディメンションを選択すると、ディメンションごとに一意の値リストを含めることによって、データ・スライスが作成されます。

    注:

    ドリル領域では、単に、データ・フォームおよびSmartViewでドリル・アイコンが有効になるセルが定義されます。ドリル領域は最小限の一連のディメンションを使用して定義することをお薦めします。多数のディメンションをドリル領域に含めると、ドリル領域のサイズが大きくなり、フォームがレンダリングされるたびにシステム・リソースが消費されます。Planningアプリケーションについては、シナリオ、年、期間、バージョンなど、メンバー数が少ないディメンションを使用してドリル領域を定義します。Financial Consolidation and Closeアプリケーションについては、データ・ソースのみをドリル領域の定義に使用します。

    複数のディメンションを含む、より粒度の高いドリル領域を定義する場合は、Calculation Managerのドリル領域ページを使用して、領域の定義を編集します。「子孫(含む)」などのメンバー関数を使用して、個々のメンバーではなく、領域を定義できます。アクセスするには、「ナビゲート」「ルール」の順に選択します。次に、「データベース・プロパティ」をクリックし、アプリケーションを展開して、キューブを選択します。右クリックし、「ドリル・スルー定義」を選択します。「領域」定義のみを編集し、XMLコンテンツは変更しないでください。ドリル領域を手動で編集する場合は、「アプリケーション・オプション」「ドリル領域」オプションを「いいえ」に設定します。

  4. アプリケーションで定義されていないそれぞれのディメンション名について、「追加」(イメージは「追加」ボタンを示します。)をクリックし、「ターゲット・ディメンション・クラス」ドロップダウンからターゲット・ディメンション・クラス名を選択します。

    ディメンション・クラスは、ディメンション・タイプによって定義されるプロパティです。たとえば、期間(Period)ディメンションがある場合、そのディメンションのクラスもPeriodとなります。Oracle Essbaseアプリケーションの場合は、勘定科目、シナリオおよび期間の各ディメンションに対して適切なディメンション・クラスを指定する必要があります。Oracle Hyperion Public Sector Planning and Budgetingアプリケーションの場合は、従業員、職階、ジョブ・コード、予算アイテムおよび要素の各ディメンションに対してディメンション・クラスを指定する必要があります。

  5. 「データ表列名」には、ディメンション値が格納されるステージング表(TDATASEG)の列の表列名が表示されます。

    「データ表列名」は情報フィールドであり、変更できません。

  6. 「マッピング・シーケンス」で、マップが処理される順序を指定します。

    たとえば、「勘定科目」が1、「製品」が2、「エンティティ」が3に設定されているとき、データ統合では、まず「勘定科目」ディメンションのマッピングが処理された後、「製品」、「エンティティ」の順に処理されます。

  7. データ・エクスポート・アプリケーションのみ: 「シーケンスの表示」で、データ・エクスポート・ファイル内の各列の順序を指定します。

    たとえば、「勘定科目」が1、「製品」が2、「エンティティ」が3に設定されているとき、データ統合では、「勘定科目」が最初に表示され、「製品」が2番目に表示され、「エンティティ」が3番目に表示されます。

    データ統合では、順序の最初の列として「勘定科目」ディメンションがデフォルトで割り当てられます。

  8. 「保存」をクリックします。

    アプリケーションがデータ統合で使用できるようになります。

    イメージはアプリケーション詳細ページを示します。

ヒント:

ディメンションの詳細を編集するには、アプリケーションを選択し、必要に応じてアプリケーションまたはディメンションの詳細を編集します。