Oracle HCM Cloud抽出定義の検証と送信

抽出定義によって、抽出と同じ名前の抽出プロセス(給与フロー)が自動的に作成されます。抽出プロセスを使用すると、複数のタスクの実行順序(タスクの前、後など)を定義できます。HCM抽出の調整タスクを使用して、抽出プロセスの送信パラメータを必要に応じて確認および変更できます。

抽出を検証すると、アプリケーションによって抽出設計に対する検証が実行されて、次のことが確認されます:

  • ルート・データ・グループが定義されている。

  • すべての非ルート・データ・グループがルート・データ・グループに直接的または間接的に(たとえば、ルート・データ・グループにリンクされている別の非ルート・データ・グループを介して)リンクされている。

  • 一連のデータ・グループが定義されている場合、次のデータ・グループも処理のために定義されている。

  • 抽出で使用されるすべてのFastFormulaが存在し、コンパイルされているか、有効である。

  • BI Publisherの検証中に検出された問題がない。

検証が成功すると、アプリケーションによって抽出が有効としてマークされます。一方、検証が失敗した場合は、アプリケーションによって抽出が無効としてマークされ、抽出の送信はエラーとなります。

HCMプロセスの送信オプションを使用して、フロー・パターンを直接実行できます。

抽出を検証して送信するには:

  1. 抽出定義ページで、Oracle Human Capital Management Cloud抽出定義をダブルクリックします。
  2. 抽出属性ページで、「検証」をクリックします。

  3. 抽出実行ツリー・ページで、「検証」をクリックします。

    イメージは抽出実行ツリー・ページを示します。

  4. FastFormulaをコンパイルする必要がある場合は、FastFormulaがコンパイルのために送信されたというメッセージが表示されます。必要に応じて、すべてのFastFormulaがコンパイルされて、「ステータス」列に緑のチェックマークが表示されるまで「リフレッシュ」をクリックします。

  5. 検証メッセージ・ページで、「OK」をクリックします。
  6. 検証が正常に完了した場合、メッセージは、<extract_name>抽出のデータ・グループ階層構造が有効であることを示します。

  7. 「完了」をクリックします。

  8. インポートされた事前定義済のOracle HCM Cloud抽出定義すべてについてステップ1-7を繰り返します:

  9. 「タスク」メニューのHCM抽出で、抽出の送信をクリックします。

  10. 「検索」テキスト・ボックスに定義名の数文字を入力し、使用可能な定義のリストをインポートされた1つの定義に絞り込みます。

  11. 抽出定義をダブルクリックし、「次」をクリックします。

  12. 抽出インスタンスの送信ページで、「抽出インスタンス名」に抽出名を入力し、「有効日」に抽出の有効日を入力します。

    イメージは示します

  13. 「送信」をクリックして、抽出を送信します。

  14. 「完了」をクリックします。