ステップ3: マッピング・ルールの処理

マッピング・プロセスでは、チューニングによって結果を改善でき、ユーザーはプロセスの速度を制御できます。ログ・ファイルには、処理されたマッピング・ルールとともに、マッピング・ルールの処理に使用されたSQLが表示されます。

これらの例では、ワイルドカード「*から*へ」マッピング・ルールが各ディメンションに使用されており、これらはユーザーが実装できる最も時間のかかるルールです。「*から*へ」ルールごとにデータ・セットのフルパスが実行されるため、百万行のデータ・セットがあって5つの「*から*へ」マッピング・ルールがある場合、5百万行のデータベース読取りが行われます。行数が増えると、マッピング時間が大幅に増加します。その他の考慮事項は1回の実行で処理される期間数に関するものであり、データ・セット内の各期間に対してマッピング・プロセスが実行されます。このことも、完全なデータ・セットを処理するのに必要な時間の増加につながります。

この例では、最初のマッピング・ルールを次に示します(これは勘定科目ディメンションの「*から*へ」ルールです):

イメージは最初のマッピング・ルールを示します(これは勘定科目ディメンションの「*から*へ」ルールです)。

このマッピング・ルールは約33秒で完了し、プロセスの進行に従い、同様のルールはそれぞれ35から53秒で処理されます。この例からわかるように、同様のマッピング・ルールを追加すると、マッピング中の処理時間が引き続き消費されます。