システム設定

システム設定は、システム全体に適用されるシステムレベルのオプションを設定、更新またはクリアする場合に使用します。

システム設定を定義するには:

  1. 「アクション」メニューで、「システム設定」を選択します。

  2. システム設定ページで、追加または変更するオプションを選択し、「保存」をクリックします。

使用可能なシステムレベルのオプション:

Table 4-1 システムレベルの設定

オプション
ロケーション・フォルダの作成

ロケーションの作成時に、inboxにロケーション・フォルダを作成するようにシステムに指示します。指定できる値は「はい」または「いいえ」です。このオプションは一度設定したら変更しないでください。この設定はオプションですが推奨します。

アーカイブ・モード

アーカイブされたファイルをアーカイブ・ロケーションにコピーするか移動するかを指定します。「コピー」,、「移動」または「なし」を設定します。

「コピー」を選択すると、ファイルはinboxに残されます。

「移動」を選択すると、ファイルはアーカイブ・フォルダにコピーされ、inboxから削除されます。

dataという名前のフォルダがアーカイブ・フォルダです。

ファイルがアーカイブ・ロケーションに移動されると、ファイル名が次のように変更されます:

<Process ID><Year><Month><Day>.<Original Extension>

たとえば、ソース・ファイル名がBigFile.csvであり、このファイルが期間Mar-07に期間キー03/01/2023でロードされ、プロセスIDが983であった場合、結果のファイル名は98320230301.csvとなります。

ファイル・アップロードのワイルド・カードを除外

アップロードできないファイル拡張子を指定します。

たとえば、*.jspまたは*.pyを指定できます。

*.*と入力すると、すべてのファイルをアップロードできなくなります。

バッチ・サイズ

ファイルからメモリーに一度に読み込まれる行数を指定します。このパラメータは主にパフォーマンスのために使用されます。データがロードされるとき、この設定により、キャッシュに格納されるレコード数が決まります。

たとえば、1000を指定した場合、1,000件のレコードがキャッシュに格納されます。同様に、5000を指定した場合、5,000件のレコードがキャッシュに格納されてコミットされます。この設定をサーバー・メモリーによって決定し、必要に応じて調整します。

ファイルの文字セット

テキストを作成、保管および表示するためにビット組合せを文字にマッピングする方法をドロップダウンから選択します。

各エンコード方式にはUTF-8などの名前が付けられています。各エンコード方式では、それぞれの値は特定のビット組合せにマッピングされています。たとえば、UTF-8では大文字のAはHEX41にマッピングされています。

テキストを作成、保管および表示するためにビット組合せを文字にマッピングする方法を指定します。

各エンコード方式にはUTF-8などの名前が付けられています。各エンコード方式では、それぞれの値は特定のビット組合せにマッピングされています。たとえば、UTF-8では大文字のAはHEX41にマッピングされています。

イメージは「検索」アイコンを示します。をクリックして使用可能な文字セットを表示します。

エンコーディングとは、テキストの作成、保管、表示のためにビット組合せを文字にマッピングすることです。

ソース・ファイルがサポートされている形式のいずれでもない場合、エンコーディングをUNICODEに変換します。

デフォルトPOVロケーション

デフォルトPOVのロケーションをドロップダウンから指定します。

デフォルトPOV期間

デフォルトPOV期間をドロップダウンから指定します。

これらのプリファレンスが優先されるのは、「アプリケーション設定」または「ユーザー設定」で同等の設定が定義されていない場合です(詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理アプリケーションレベルのプロファイルの設定およびユーザー・レベルのプロファイルの設定を参照してください。)

デフォルトPOVカテゴリ

デフォルトPOVカテゴリをドロップダウンから指定します。

これらのプリファレンスが優先されるのは、「アプリケーション設定」または「ユーザー設定」の「データ管理」で同等の設定が定義されていない場合です(詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理アプリケーションレベルのプロファイルの設定およびユーザー・レベルのプロファイルの設定を参照してください。)

グローバルPOVモード

この値が「はい」に設定されている場合、他のPOV (アプリケーション・レベルとユーザー・レベルのPOV設定)は無視されます。

デフォルトの確認レポート

デフォルトの確認レポートとして使用する確認レポートのタイプをドロップダウンから指定します。

次にシード済確認レポートを示しますが、新しいレポートを作成してここに指定できます:

  • 確認レポート - 現在のロケーションに対する検証ルールの結果(成功または失敗ステータス)を表示します。

  • 確認レポートの期間範囲(カテゴリ、開始期間、終了期間) - カテゴリと選択した期間について検証ルールの結果を表示します。

  • 確認レポート検証エンティティ・シーケンス別 - 現在のロケーションについて検証ルールの結果を表示します(成功または失敗ステータス)。検証エンティティ・グループに定義されたシーケンスでソートされています。

  • 確認レポート(警告) - 現在のロケーションについて検証ルールの結果を表示します。警告の条件が一致する場合に、検証が検証ルールに記録されて表示されます。このレポートには、検証に合格したルールは表示されません。

バッチ・タイムアウト(分)

バッチ・ジョブを同期モード(即時処理)で実行する場合、ジョブの最大実行時間を指定します。同期モードでは、データ管理はジョブの完了を待ってから制御を戻します。

ログ・レベル

ログに表示される詳細のレベルを指定します。ログ・レベル1を指定すると、詳細が最も少なく表示されます。ログ・レベル5を指定すると、詳細が最も多く表示されます。

ログは、「ログ」リンクを選択すると「プロセスの詳細」に表示されます。

レポート精度の確認

最も重要な数字が一番左の0(ゼロ)以外の数字で、最も重要でない数字が一番右の既知の数字の場合の丸め処理に使用する10進数の合計数を指定します。

データ・エクスポート・オプション「すべてのデータを上書き」を表示します

「ルールの実行」画面にある「エクスポート・モード」ドロップダウンに「すべてのデータを上書き」オプションを表示する場合は、「はい」を指定します。

すべてのデータの上書きを選択した場合は、次のメッセージが表示されます: 警告: 「すべてのデータを上書き」オプションでは、アプリケーション全体のデータがクリアされます。これは現在の視点に制限されません。このアクションを実行しますか?

マップ監査を使用可能にする

マップ・モニター・レポート(ロケーションのマップ・モニターおよびユーザーのマップ・モニター)の監査レポートを作成するには、「はい」に設定します。この設定のデフォルト値は「いいえ」です。

アクセスしてソース・ドキュメントを開く

データ統合のランディング・ページにドリルダウンすると、この設定によって「ソース・ドキュメントを開く」リンク(データのロードに使用されたファイル全体を開きます)へのアクセス権が決定されます。

使用可能な値:

  • 管理者 - 「アクセスしてソース・ドキュメントを開く」リンクは管理者ユーザーに限定されます。

  • すべてのユーザー - 「アクセスしてソース・ドキュメントを開く」リンクはすべてのユーザーが使用できます。「すべてのユーザー」がデフォルト設定です。

マップ・エクスポート・デリミタ

メンバー・マッピングのエクスポート時に、列の区切り記号の値を指定します。

使用可能な区切り記号は次のとおりです。

  • ! (感嘆符)

  • , (カンマ)

  • ; (セミコロン)

  • | (縦線)

マップ・エクスポートのExcelファイル形式

メンバー・マッピングをエクスポートするときに使用するExcelファイル形式をドロップダウンから選択します:

使用可能な値:

  • Excel 97-2003ワークブック(*.xls)
  • Excelマクロ対応ワークブック(*.xlsm)
マップLCM形式

移行(ライフサイクル管理)へのデータ・ロード・マッピングのエクスポート・オプションをドロップダウンから選択します

使用可能な値:

  • 個別データ・ロード・マッピング— マップは、ロケーションごとに個別にエクスポートされ、ロケーションごとに個別にインポートされます。各ロケーションにマップが多数ある場合、ロケーションごとに小さい単位でマップをロードできるため、この方法を使用します。この方法は、特定のロケーションのマップを選択的に移行する場合にも役立ちます。この方法では、既存のマップは削除され、スナップショットの新しいマップで置き換えられます。
  • すべてのロケーションの結合データ・ロード・マッピング—マップは、すべてのロケーションについて、1つのアーティファクトでエクスポートされます。この方法では、スナップショットのマップがターゲット・システムの既存のマップにマージされます。これがデフォルトの設定です。
LCMモード

ライフサイクル管理スナップショットをエクスポートするときに使用するLCMモードをドロップダウンから選択します。

使用可能なオプション:

  • 個々のアーティファクト – 設定のみ—このモードでは、ロケーションやマッピングなど、移行する個々のアーティファクトを選択します。スナップショットをターゲット・システムにインポートすると、データがターゲット・システムの既存のデータとマージされます。このモードには、ワークベンチ・データは含まれません。

    これが、LCMプロセスで使用されるデフォルト・モードです。

    個々のアーティファクトのスナップショットは、XMLファイルとしてエクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

  • 単一スナップショット – 設定のみ—このモードでは、スナップショットをターゲット・システムにインポートすると、既存の設定データがすべて削除され、スナップショットのデータがインポートされます。

    設定アーティファクトのリストは、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理スナップショット・エクスポートの設定アーティファクトを参照してください。

    設定アーティファクトは、CSVファイルに表形式でエクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

    単一スナップショット – 設定のみモードで実行されるスナップショットは、個々のアーティファクト – 設定のみモードで実行されるスナップショットよりも高速であり、データベースのタイムアウトの問題を回避できる可能性があります。

  • 単一スナップショット – 設定とデータ—このモードでは、ターゲット・システムのデータが完全に削除され、スナップショットのデータがインポートされます。ワークベンチ・データの量に応じてインポート・プロセスに時間がかかることがあり、ステージング表内のデータのサイズに応じてLCMバックアップのパフォーマンスに影響が生じる可能性があります。

    設定アーティファクトとデータ・アーティファクトのリストは、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理スナップショット・エクスポートの設定アーティファクトおよびOracle Enterprise Performance Management Cloudデータ管理の管理スナップショット・エクスポートのデータ・アーティファクトを参照してください。

    このモードを使用する前に、個々のアーティファクトのベースライン・スナップショットを作成してください。

    設定およびすべてのデータ(ワークベンチを含む)がCSVファイルに表形式で増分エクスポートされてZIPファイルに格納されます。スナップショットのZIPファイルは、移行の「スナップショット」タブから入手できます。

ジョブを使用したすべてのデータ・タイプ・ロード

統合がすべてのデータ・タイプ・ロードというタイプのロードである場合にPlanningジョブを作成するには、「はい」を指定します。