プロジェクト・ベネフィットの有効化

間接プロジェクトや資本プロジェクトでは、プロジェクト資産を分析するもう1つの方法としてプロジェクト・ベネフィットの追跡があります。プロジェクト・ベネフィットをプランニングすることで、財務ベネフィットを数値化することができ、プロジェクトのニーズの正当化に役立ちます。プロジェクトの非財務ベネフィットをプランニングすることもできます。これは、プロジェクトを正当化し、プロジェクトの成功を判断するために役立ちます。

「プロジェクト・ベネフィット」を選択し、有効化するプロジェクト・ベネフィットのタイプを指定します:

  • 財務—プロジェクトに関連付ける財務ベネフィットを定義します。ユーザーはプロジェクトのパフォーマンスを追跡できます。たとえば、新しいWebサイトを設定する場合、プロジェクトから得られる可能性がある財務ベネフィットを追跡できます。たとえば、Webサイトのリードから徐々に収益が上がることがあります。または、Webサイトで問合せを扱うと、コール・センターの費用を節約することができます。あるいは、新しいビデオ会議施設によって出張費用を節約できるようになることがあります。

  • 財務以外—非財務ベネフィットも定義できます。たとえば、新しいWebサイトによって顧客満足指数が改善することや、プロジェクトへの投資によってユーザー・ベースが次第に増加することがあります。ベネフィットを数値化して、様々なプロジェクト勘定科目にマッピングできます。

ベネフィットを定義したら、パフォーマンスを追跡できます。

ユーザーは、これらの他に質的プロジェクト・ベネフィットを取得することもできますが、これはプロジェクトの正当化に役立つ数値で追跡することはできません。たとえば、Webサイトのデザインの改善により顧客のユーザー・エクスペリエンスが向上することに気が付く場合があります。