別名について

代替名(別名)を、勘定科目、通貨、エンティティ、シナリオ、期間、バージョン、年およびユーザー定義のディメンション・メンバーに割り当てることができます。アプリケーションでは、ディメンション・メンバーごとに、デフォルトの別名を含めて、最大30個の別名を付けることができます。別名は、1つの別名表内および複数の別名表間で同じ名前を持つことができます。

別名は、次を持つこともできます:

  • メンバーと同じ名前

  • 親および子であるメンバーについて同じ別名

  • 異なるディメンションまたは同じディメンションのメンバーについて同じ名前

注:

  • メンバーを一意に識別する方法がなくなるため、兄弟である2つのメンバーに同じ別名を指定することはできません。このルールは、アプリケーションによって基本メンバーに適用されますが、共有メンバーには適用されません。

    共有メンバーに別名を直接設定することはできないため、このルールは共有メンバーには適用されません。共有メンバーの別名は、その基本メンバーから継承されます。代替階層を作成すれば、そこで2つの共有メンバーが同じ別名と兄弟を持つことができます。ただし、これらのメンバーをアドホック・グリッドから別名によって参照する場合、この状況は推奨されません。別名をグリッドに入力してアプリケーションに送信すると、そのアプリケーションはこのメンバーを一意に解決できなくなり、エラーが返されるためです。表示の目的にのみ別名を使用する場合は、問題ではありませんが、この設計は推奨されません。視覚上で、これらの2つのメンバーを識別する方法がないためです。

  • 別名はメンバーと同じ名前を持つことができますが、member1の別名をmember2と同じ名前に設定しないように注意してください。これは、意図しない結果につながる場合があり、フォーム・グリッドで混乱が生じます。

  • メンバー名は、ルールおよびフォーム設計で使用できるように、一意にする必要があります。