タスクのインポート・ファイル・フォーマット

タスクのインポート・ファイルでは、テンプレートにインポートするタスク情報を指定できます。最初の行には、TaskNameなど、その列のデータを識別する列見出しのみが含まれます。各タスクを定義するために別々の行が使用されます。

ファイル内の各タスクには、「TaskID」列で一意のIDを指定する必要があります。数値IDを使用して、先行タスクおよび親タスクを一意に識別します。たとえば、「親」列に親タスクを入力するとき、そのタスクのタスク名ではなく、数値IDを入力します。

「置換」または「すべて置換」オプションを使用する場合、列を追加、削除および移動できますが、必須列を削除することはできません。「更新」オプションを使用する場合、TaskIDまたはTaskTypeID (タスク・タイプをインポートする場合)以外の必須列はありません。各列のデータは、最初の行の列IDに一致する必要があります。

多くの列IDでは、値の量が決まっていません。たとえば、1つのタスクに多数の参照者がいる場合があります。Viewer4、Viwer5などのように、末尾の番号を変更することにより、パラメータを追加できます。

承認者、質問または参照の列IDに付けた番号は、他の承認者、質問または参照との相対的順序を表すにすぎません。これらを更新すると、システムでは、ファイル・フォーマットの列内の数値に関係なく、承認者、質問または参照の名前で照合を行います。質問のテキスト、承認者または参照名を置き換えるには、「置換」モードを使用する必要があります。「更新」モードを選択すると、ファイル名が一致しない場合、新規の質問、承認者または参照が1つ追加されるのみです。

ファイル内のすべてのテキスト検索行は、アプリケーションに格納されている値と一致する必要があります。たとえば、タスク・タイプをインポートする場合は、アプリケーションの設定時にタスク・タイプの値を指定してあることが必要です。列見出しのグループについては、いずれかのグループの特定の番号がある場合は、他のメンバーに対しても同じ番号が必要です。たとえば、QText5がある場合は、対応するQType5が必要です。

注:

インポート・ファイルに複数行のテキストを作成する必要がある場合(たとえば、指示の場合)、次の構文を使用して改行を示します: '\n'。強制改行を使用してテキスト行を区切らないでください。
列ID 説明 タイプ

TaskID

タスクのID。最大80文字。

テキスト

TaskName

タスクの名前

テキスト

TaskType

タスク・タイプ

テキスト検索

説明

タスクの詳細な説明。最大1000文字。

テキスト

Priority

タスクの優先度(「高」、「中」、「低」)

テキスト検索

StartDate

開始日、テンプレート内の日(たとえば、-5、0、1、12)

スケジュールの場合、開始日はロケール・フォーマットのカレンダの日付にする必要があります。

整数

StartTime

HH:MM (24時間)形式の開始時間(たとえば、13:00)

整数

EndDate

ユーザー・タスクのみ、テンプレート内の日(たとえば、-5、0、1、12)

スケジュールの場合、終了日はロケール・フォーマットのカレンダの日付にする必要があります。

整数

EndTime

ユーザー・タスクのみ、HH:MM (24時間)形式(たとえば、13:00)

整数

Duration

分単位でのタスク期間(自動タスクのみ)

数値

Owner

タスク所有者

テキスト検索

Assignee

タスク担当者(ユーザー・タスクのみ)

テキスト検索

Active

タスクがアクティブかどうか。テンプレートのインポートにのみ適用されます。

ブール

StartEarly

担当者が、開始予定時間の前に保留中のタスクを開いてよいかどうか

ブール

RunAs

RunAsユーザー名。システム自動タスクにのみ適用されます。

テキスト検索

Instruction

指示テキスト。最大2GB。

テキスト

Reference#

指示参照(URL参照およびコンテンツ・サーバー参照)

URL

RefText#

参照名、URL参照用

テキスト

RefType#

参照タイプ(URL、ドキュメント)

テキスト検索

RefURL#

参照URL、URL参照用

URL

RefDocId#

参照ドキュメントID、ドキュメント参照用

整数

Approver#

承認者レベル

ユーザー名

Viewer#

タスク参照者

ユーザー名

QText#

質問には必須。質問のテキスト。最大255文字。

テキスト

QType#

質問には必須。質問のデータ型(「テキスト」、「メンバー」、「True/False」など)

テキスト検索

QReq#

質問には必須。質問が必須か?(「はい」または「いいえ」)

ブール

QList#

質問用の値リスト。| 記号で区切られています(たとえば、Red|Green|Blue|Yellow)。

テキスト検索

QCurrSymbol#

質問X用の通貨フォーマット

テキスト

QDecPlaces#

質問X用の小数点以下の有効桁数

数値

QNegNumFmt#

質問X用の負数のフォーマット

テキスト: -または( )

QScale#

質問X用のスケール・フォーマット

数値、大きさ: 1000など

QThouSep#

質問X用の3桁ごとの区切り文字

ブール

Attribute#

「色」などの属性名

テキスト検索

AttrVal#

属性値(たとえば、赤)。最大255文字。

テキスト

AttrDisplay

ユーザーに対する属性の表示(タスク・アクション・ダイアログ・ボックス)

ブール

Param#

パラメータ名

テキスト検索

ParmVal#

パラメータ値

テキスト

Parent

タスクの親のタスクID

タスクID

Predecessor#

先行タスクID (列Aから)

タスクID

PredType#

必須。先行タイプ(たとえば、起動の終了)。

テキスト検索

PredTemplate#

先行が別のテンプレートまたはスケジュールに属している場合、先行のテンプレートまたはスケジュールの名前

テキスト

タスク・タイプをインポートするとき、次の列が使用されます:

  • TaskTypeID

  • IntegrationType

  • ParamOverride# - パラメータをオーバーライドできるかどうか

サンプル・タスクのインポート・ファイルが提供されます。これには、変更できる次の動的パラメータが含まれています:

  • 2つの質問

  • 2つの属性

  • 2つの指示参照

  • 3つの先行タスク

  • 3つの承認者レベル