フォームの同じ場所に複数のルールを指定できるため、フォーマットの表示方法に影響を与える可能性があります。たとえば、フォームにGroovyルール、データ検証ルール、Webフォームのスタイルおよびフォーマット・ルールをすべて同じ場所に含めることができます。したがって、フォームにルールを表示する優先順位があります。
優先順位は次のとおりです:
(P1) Groovyルール
(P2) フォーマット/データ検証ルール・ビルダーのデータ検証ルール
Note:
複数の場所(グリッド、行、列またはセル・レベル)で定義されたデータ検証ルールを継承するセルの場合、ルール定義の場所に最も近いルールが優先されます。したがって、セル・レベルでルールが適用されている場合、そのルールが優先されます。その次が、列レベル、行レベル、グリッド・レベルの順になります。
(P3) Oracle Smart View for Officeのセル・スタイル
(P4) フォーマット/データ検証ルール・ビルダーのフォーマット・ルール
Note:
前述のノートと同じです。複数の場所(グリッド、行、列またはセル・レベル)で定義されたルールを継承するセルの場合、ルール定義の場所に最も近いルールが優先されます。したがって、セル・レベルでルールが適用されている場合、そのルールが優先されます。その次が、列レベル、行レベル、グリッド・レベルの順になります。
(P5) Smart Viewのカスタム・フォーマット(Webフォームには適用不可)
ルールをマージする際の考慮事項
様々なルール(フォーマットおよびデータ検証ルール)からフォーマットをマージするとき、マージされたフォーマットを使用するルールはデータ検証ルールの優先度(P2)に上がります。つまり、同じセルに対して定義されたP4のフォーマット・ルール、P2のデータ検証ルール、およびP3のスタイルがある場合、フォーマットおよび検証ルールのマージによりフォーマット・ルールはP2優先度レベルに上がったため、P3のスタイルではなくP4のフォーマット・ルールのフォーマットが表示されます。
ツールチップおよび有効なフラグは、優先度がより高いデータ検証ルールのものです。フォーマットのみがマージされます。
プロパティに対してフォーマットが設定されていない場合は、ルールのタイプ(フォーマットのみ、またはデータ検証)に関係なく、マージするフォーマットのプロパティが採用されます。たとえば、左枠線が設定されていない場合、マージする左枠線値が設定されます。各枠線は個々のプロパティとして扱われます。また、左枠線の太さ/スタイルは同じプロパティとみなされます。