Truncate/Trunc

Truncateは、指定した桁で数値を除去する算術関数です。

構文:

Trunc (arg1, integer)
  • ここで、引数1は、次のいずれかの引数を取ります:

    表B-23 Truncate/Trunc関数の引数

    引数 説明

    数値

    数値(例: 234.567)。

    行、列またはセルの参照

    グリッド内の行、列またはセルへのポインタ。参照の指定にはいくつかの方法があります。参照構文: GridName.GridElement[segment(range)].property

    関数

    埋込み関数

  • ここで、整数には、除去する桁数を指定します。

    • 正の整数は、小数点の右側の有効桁数を決定します。

    • 整数にゼロ(0)を指定すると、小数点の左側にある整数を戻します。

    • 負の整数は、小数点の左側の切り捨てられた有効桁数を示します。

例:

次の文では、正の整数2を指定しています。小数点以下2桁で除去されます。

Trunc(234.567, 2) = 234.56

次の文ではゼロ(0)を整数値として指定しています。小数点以下の数字はすべて除去されます。

Trunc(234.567, 0) = 234

次の文では、負の整数-2を指定しています。小数点以下の数字はすべて除去され、整数の最後の2桁は切り捨てられます。

Trunc(234.567, -2) = 200

注:

セル、列または行に事前に適用されているフォーマットは、Trunc関数を使用した場合でも維持されます。たとえば、事前に小数点以下3桁まで表示するようにフォーマットされているセルでTrunc関数を使用すると、Trunc(234.567, 0) = 234.000のようになります。