20 通貨の操作

1つの通貨、または複数通貨がサポートされている場合は複数の通貨でデータを計画および分析できます。

ユーザーが多国籍企業で独自の通貨を使用してデータを入力できるようにするには、管理者が各通貨に対して通貨メンバーを作成することで、複数の通貨を設定します。たとえば、管理者はUSDとEURの2つの通貨を追加し、EURを入力通貨として、USDをレポート通貨として設定できます。管理者は、各通貨と基本通貨の間に月別の為替レートを入力する必要します。管理者は、通常は「ページ」軸の「通貨」ディメンションでフォームを設計しますが、行または別の軸に通貨を挿入できます。

通貨の計算ルールは、入力値を現在の通貨からレポート通貨に換算します。フォームを設定して、フォーム内のデータが保存されたときに通貨の計算ルールを自動的に実行できます。そうしない場合は、ルールを手動で起動して、ある通貨からレポート通貨にデータを変換します。通貨の計算ルールの実行後、その通貨のメンバーを通貨ディメンションから選択することで、換算された値を表示します。

注:

レポート通貨でデータを入力することはできません。データの入力は現地通貨または入力通貨でのみ可能です。

管理者は次のいずれかの複数通貨オプションを設定できます:

  • 簡易複数通貨では、入力通貨にデータを入力します。
  • 標準複数通貨では、現地通貨にデータを入力します。

両方の複数通貨モデルで、レポート通貨を選択することでデータを別の通貨で表示またはレポートします。

詳細は、通貨の設定を参照してください。