データベースのリフレッシュ

「アプリケーション」ページで、アプリケーションのデータを保管するために使用されるアプリケーション・データベースをリフレッシュできます。データベースはディメンション、階層メンバー、属性およびアプリケーションで指定される他のデータに基づいて構成されます。

アプリケーションの構造を変更した場合、アプリケーション・データベースを必ずリフレッシュしてください。アプリケーションのデータベースをリフレッシュするまで、アプリケーションの変更がユーザーによるデータの入力および承認タスクに影響を与えることはありません。たとえば、エンティティ・メンバーのプロパティ修正、シナリオの追加またはアクセス権限の変更が行われた場合、これらの変更はアプリケーション・データベースがリフレッシュされるまでリレーショナル・データベースに保管されます。

データベースをリフレッシュする前に、リフレッシュ・プロセス中にすべてのユーザーがメンテナンス・モードでアプリケーションを使用できるようにするか、現在の管理者のみが使用できるようにするかを選択できます。すべてのユーザーをログオフすることや、アクティブなアプリケーション要求を終了することもできます。データベースのリフレッシュ後に、ユーザーがアプリケーションを使用できるようにすることが可能です。

注意:

リフレッシュする前に、すべてのデータベースのアウトライン・ファイルおよびエクスポート・データをバックアップすることをお薦めします。

データベースをリフレッシュするには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」をクリックし、「構成」をクリックします。
  2. 「アプリケーション」タブの「アクション」で、「データベースのリフレッシュ」を選択します。
  3. 「データベースのリフレッシュ」ページで、「作成」をクリックします。
    データベースのリフレッシュの前と後のオプションを選択します。
  4. 「データベースのリフレッシュ前」の選択を行います。
    • アプリケーションを使用可能にする - リフレッシュ中に、すべてのユーザーまたは管理者(現在ログインしている管理者)がメンテナンス・モードでアプリケーションにアクセスできるようにします。
    • すべてのユーザーのログオフ - リフレッシュを開始する前にすべてのユーザーをログオフします
    • すべてのアクティブな要求の停止 - リフレッシュを開始する前にアプリケーションでアクティブな要求を終了します。
  5. 「データベースのリフレッシュ後」の選択を行います:
    • アプリケーションを使用可能にする - リフレッシュ後、すべてのユーザーまたは管理者(または、現在ログインしている管理者)がメンテナンス・モードでアプリケーションにアクセスできるようにします。
    • メタデータの検証: デフォルトでは、このオプションは選択されていません。このオプションが選択されている場合は、ビジネス・プロセスとOracle Essbaseの間のメンバー・アイデンティティ(ID)の不一致がスキャンされ、リフレッシュ・プロセス後に自動的に解決されます。「メタデータの検証」を選択すると、リフレッシュ・プロセスにかかる時間が長くなることがあります。詳細は、メタデータの検証を参照してください。

      注:

      「メタデータの検証」オプションは、ハイブリッド・ブロック・ストレージ・オプション(BSO)キューブ(ハイブリッドBSO、ASOおよびBSO)をサポートするEssbaseバージョンで実行されているストレージ・オプションがあるキューブで使用できます。このオプションは、ハイブリッドBSOキューブをサポートしていない従来のEssbaseバージョンで実行されているキューブでは使用できません。
  6. オプションを選択します。
    • すぐにデータベースをリフレッシュするには、「データベースのリフレッシュ」をクリックし、確認メッセージを確認して、「リフレッシュ」をクリックします。
    • データベースのリフレッシュ・ジョブをスケジュールするには、「ジョブとして保存」をクリックして、ジョブの名前を入力し、「保存」をクリックします。

    注:

    反復するデータベースのリフレッシュ・ジョブをスケジュールする場合、選択するリフレッシュ・ジョブ・オプションはジョブを実行するたびに適用できます。選択内容を編集するには、「ジョブ」コンソールでジョブの名前をクリックしてから、「保存」をクリックします。