承認プロセスの概要

管理者は、承認プロセスを設定して、データの所有権を移動したり、確認制御を実現したり、データ・プライバシを保証したりできます。

確認の目的のため、データは承認ユニットに編成されます。承認ユニットは、特定のシナリオ、年、期間およびエンティティを持つデータを組み合せたものです。例:

  • Actual/FY18/Jan/Massachusetts

  • Budget/FY19/Feb/New York

承認プロセスは、一般的に次のステップに従います。

  • 管理者は承認ユニット階層を設定します。

  • 管理者は、シナリオ、年および期間の組合せを承認ユニット階層に割り当てます。

  • 管理者は、承認プロセスを開始します。

  • 所有者と確認者は、移動パスに応じて、承認ユニットを上位へ移動します。

  • 承認階層の最後の確認者が、承認ユニットを承認します。ステータスが「承認済」に変更されます。承認ユニットが「承認済」になった後は、それに変更を加えることはできません。

  • 管理者は、オプションで、期間をクローズする前にエンティティをロックできます。

    注:

    グローバル・ルール(税金自動化グローバル・ルールなど)およびレート・データ(グローバル為替レートなど)の一部が格納されるグローバル仮定エンティティをロック/ロック解除するための承認プロセスを設定する必要があります。