Contact Washing Machineの処理

キャンペーン・キャンバスおよびプログラム・キャンバスでContact Washing Machineアプリケーションを構成するとき、ソース・フィールドに対して実行する処理を7つまで選択できます。次の表は、それらの用途の概要と例を示しています。

処理

摘要

切捨て 空白をすべて削除します。
左を切捨て テキストの左側にある空白を削除します。
右を切捨て テキストの右側にある空白を削除します。
小文字 すべての文字を小文字に変換します。
大文字 すべての文字を大文字に変換します。
単語先頭大文字 各単語の先頭文字を大文字にします。
構成 静的値とEloquaコンタクト・フィールドからテキストの文字列を作成し、それを宛先フィールドに配置します。[Ctrl]を押しながら[Space]を押すと、使用可能な静的フィールドとコンタクト・フィールドのリストが表示されます。

: ${C_FirstName} ${C_LastName}と入力した場合、コンタクトのが取得され、宛先フィールド(「Email Display Name」)に配置されます。

正規表現抽出 正規表現(RegEx)を使用して、一致する値をソース・フィールドから抽出し、宛先フィールドに配置します。抽出されるテキストの一致/不一致は、最初のカッコ付き正規表現(キャプチャ・グループとして知られる)に基づいて判断されます。正規表現にはキャプチャ・グループが含まれている必要があります。
: ソース・フィールドに単純なEメール・アドレス(johnsmith@example.comなど)が含まれていると仮定して、様々な値を抽出する方法を次の例に示します。

抽出Eメール・アドレス:

  • 正規表現: (\w+@\w+.com)
  • 抽出されるテキスト: johnsmith@example.com

抽出ユーザー名: 次の例には2つのキャプチャ・グループがあります(1つは@より前に一致し、もう1つはそれより後に一致します)。最初のキャプチャ・グループと一致する値のみが抽出されます。

  • 正規表現: (\w+)@(\w+).com
  • 抽出されるテキスト: johnsmith

抽出会社名: 次の例には、2つのカッコ付き正規表現があります。(?のない)キャプチャ・グループのみが抽出されます。

  • 正規表現: (?:\w+)@(\w+).com
  • 抽出されるテキスト: example

重要: \wを含む正規表現は単語に一致し、ユーザー名に多く含まれている.などの特殊文字には一致しません。たとえば、john.smith@example.comから会社名(example)を抽出することはできますが、ユーザー名はsmithとして抽出され、これは正しくありません。

ヒント: 既存のデータに対してテストを実行して、正規表現をテストできます。または、regex101.comを使用して正規表現を検証できます。

正規表現置換

正規表現(RegEx)を使用して、コンタクト情報を検索して置換できます。

: 電話番号に一貫した書式設定を適用するには、次の正規表現の例を使用してソース・フィールドで文字列を検索し、それを書式設定された文字列で置き換えます。
  • ソース・フィールド: +1111234567891
  • 検索用正規表現: ^(\+[\d]{1,3}|0)?(\d{3})(\d{3})(\d{4})$
  • 正規表現置換: ($1) $2 $3-$4
  • 宛先フィールドの結果: (+111) 123 456-7891

北米の電話番号を書式設定する手順は、次のとおりです。

  • ソース・フィールド: 1234567891
  • 検索用正規表現: ^\(?([0-9]{3})\)?[-. ]?([0-9]{3})[-. ]?([0-9]{4})$
  • 正規表現置換: ($1) $2-$3
  • 宛先フィールドの結果: (123) 456-7891

ヒント: 既存のデータに対してテストを実行して、正規表現をテストできます。または、regex101.comを使用して正規表現を検証できます。

空白に設定 Set to Blank: ソース・フィールド内のデータをクリアします。
算術 Math: 宛先フィールドを更新する数式を入力できます。単純な演算子とカッコを使用して式を作成できます(+、-、/、*、^、()、[])。[Ctrl]を押しながら[Space]を押すと、使用可能なソース・フィールドのリストが表示されます。次の式がサポートされています。
  • abs(X): 絶対値
  • acos(X): アーク・コサイン
  • asin(X): アーク・サイン
  • atan(X): アーク・タンジェント
  • cbrt(X): 立方根
  • ceil(X): 最も近い整数への切上げ
  • cos(X): コサイン
  • cosh(X): 双曲線コサイン
  • exp(X): オイラー数の指数関数(ex)
  • floor(X): 最も近い整数への切下げ
  • log(X): 自然対数(底e)
  • log10(X): 対数(底10)
  • log2(X): 対数(底2)
  • sin(X): サイン
  • sinh(X): 双曲線サイン
  • sqrt(X): 平方根
  • tan(X): タンジェント
  • tanh(X): 双曲線タンジェント
  • signum(X): 符号関数
  • rand(min, max): 乱数関数
:

abs(X): 絶対値

  • : abs(-5000)
  • 結果: 5000
abs(C_Company_Size)などの、この正規表現のコンタクト・フィールドを使用することもできます。

floor(X): 最も近い整数への切下げ

  • : floor(5.9)
  • 結果: 5

rand(min, max): 乱数関数

  • : rand(1,10)
  • 結果: 1から10までの数値が生成されます

単純な式: ${C_Annual_Revenue}/1000000

カッコをネストする場合: (${C_NumericField1}*${C_NumericField2}*[${C_NumericField3}+${C_NumericField4}])+${C_NumericField5}

置換 「置換」は、ソース・フィールドでテキストの文字列を検索し、宛先フィールドでそれを目的のテキストに置換します。検索で大/小文字を区別できます。検索フィールドのテキストを空白にすることはできません。
参照 「参照」を使用すると、参照表からデータをプルすることによって、コンタクト情報を標準化および追加できます。これにより、カスタマがフォームに入力するフィールドを最小化できます。現在使用可能な参照表は、次のとおりです。
  • 著名人照合: 偽の著名人の名前がコンタクトに入力されたかどうかを判断します(著名人の名前に一致する場合はTRUEを返し、そうでない場合は空白を返します)
  • 名から性別: 名に基づいて性別(男性、女性または男女共用)を参照します(たとえば、名: kenの場合は性別: 男性、名: samの場合は性別: 男女共用となります)
  • タイトルからレベル: タイトルに基づいてレベルを参照します(たとえば、タイトル: vp財務の場合、レベル: 副社長になります)
  • タイトルからロール: タイトルに基づいてロールを参照します(たとえば、タイトル: vp財務の場合、ロール: 財務になります)
サイト固有のカスタム参照表も使用できます。

関連項目

Contact Washing Machineアプリケーション

Oracle Eloqua AppCloudアプリケーション