IPホワイトリストを使用したアクセスの制限
IPアドレスのホワイトリストを設定することで、Oracle Eloquaへのアクセスを制限できます。ホワイトリストに記載されていないIPアドレスを持つコンピュータからログインしようとしたユーザーは、ログインできません。
IPホワイトリストを使用すると、次のことが可能になります。:
- 未承認ユーザーが、Oracle Eloqua資格証明を使用できないようにします。
- 退職した従業員がOracle Eloquaにアクセスできないようにします。ほとんどの組織は、従業員の退職時に内部ネットワークおよびVPNネットワークへのアクセスを無効にします。
前提作業:
- ホワイトリストに記載する必要があるIPアドレスを特定します。これには、IPアドレスの範囲または特定のリストを使用できます。ネットワークでサブネットを使用している場合は、ネットワーク・マスクにスラッシュ表記を使用できます。オンライン・サブネット・マスク計算機能などのツールが、スラッシュ表記(計算機能ではマスク・ビットと呼ばれます)を探すのに役立ちます。
- Oracle Eloqua AppCloudアプリケーションを使用している場合は、このアプリケーションをホストするために使用するIPアドレスをホワイトリストに記載する必要があります。後述する「内部Eloqua IPの追加」オプションを使用すると、アプリケーションで使用されるすべてのIPアドレスをホワイトリストに記載できます。
- ご使用の環境に関する問題をOracle Eloquaサポート・チームがトラブルシューティングするためには、サポートの各種IPアドレスをホワイトリストに記載する必要があります。
IPホワイトリストを使用してアクセスを制限する手順は、次のとおりです。
- 「設定」
をクリックします。
- 「ユーザーおよびセキュリティ」領域の「セキュリティ」をクリックします。
- 「IP」をクリックします。
- 「IPアドレス範囲の作成」をクリックします。
- IPアドレスの名前を入力します。
- オプションを選択します。
- IPアドレスの範囲にアクセスを制限するには、「IP範囲」または「IP V6範囲」を選択して、IP範囲を入力します。
- 特定のIPアドレスにアクセスを制限するには、「特定のIPブロック」を選択して、そのIPアドレスを入力します。
- サブネット・マスクを使用してIPアドレスの範囲にアクセスを制限するには、「ネットワーク・マスク」を選択し、IP範囲の最初のIPアドレスを入力し、続けてスラッシュ表記を使用してネットワーク・マスクを入力します。たとえば、/24サブネット・マスクは255.255.255.0サブネット・マスクに等しく、1.1.1.0から1.1.1.254までのアドレスが含まれます。オンライン・サブネット・マスク計算機能が、マスク(計算機能ではマスク・ビットと呼ばれます)を探すのに役立ちます。
- 「保存」をクリックします。
- 必要なすべてのIPアドレスに対してこの手順を繰り返します。
重要: すべてのIPアドレスが記載されたホワイトリストが完成したら、続ける前にリストを確認してください。そうすることで、ユーザーをロックアウトすることを防げます。
- Oracle Marketingアプリケーションを使用している場合は、「IPホワイトリスト構成」ウィンドウで「内部Eloqua IPの追加」をクリックします。これにより、アプリケーションを使用し続けるために必要なIPアドレスがホワイトリストに記載されます。
- 「IPアドレス制限の有効化」をクリックして、作成したIPホワイトリストを使用してアクセスを制限します。
関連項目
Oracle MarketingアプリケーションのIPアドレス
ナレッジ・ベース: インスタンスのIP制限の設定 - ホワイトリストへのOracle EloquaサポートのIPアドレスの追加