重複除去精度の例

Eloquaアプリケーションで使用できる様々な重複除去ルール一致タイプと精度の使用例を次に示します。重複除去ルールを作成または編集しているときにこれらの精度タイプにアクセスして、データ・レコードの重複除去に使用するデータ値比較のタイプを制御できます。

この記事の残りの部分では、重複除去精度とその例を示します。

例では、データ・エンティティの単一タイプ(コンタクト、会社または見込み客)を使用する単一表重複除去ルールを取り上げます。この他に、ソースと宛先に異なる2つのデータ・エンティティ・タイプを使用する複数表重複除去ルールの例も取り上げます。両方のルール・タイプの詳細は、「重複除去ルールの作成」を参照してください。

完全一致

「完全一致」を選択すると、Eloquaアプリケーションによって、まったく同じ値を持つフィールドが検索されます。

例1: Eメール・アドレスの完全一致

会社グループPの会社のうち、コンタクト・グループCの少なくとも1つのコンタクトと同じ郵便番号を持つ会社をすべて検索します。

この比較を実行するには、ソースおよび宛先のデータ・エンティティで複数表重複除去ルールを作成する必要があります。単一のルール内で一度に複数のデータ・エンティティ(コンタクト、アカウント)を使用するときにはいつでも、この機能を使用します。

コンタクトとアカウントの郵便番号を比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の複数表重複除去ルールをオープンするか、または新規複数表重複除去ルールを作成します
  3. 単一のフィールド値に対するフィルタリングを実行して、重複を除去するデータ・レコードのフィールドを絞り込むこともできます。このことを行う場合は(ソースと宛先のデータ・エンティティごとに設定する必要があります)、フィルタの適用先を選択し、「フィルタ詳細」選択で単一フィールド値基準を満たすデータ・エンティティ・レコードに絞り込むためのフィルタを設定します。

    注意: このことを行うと、重複除去ルールの実行中にアプリケーションにかかる処理負荷の大幅な削減に役立ち、結果がより速く得られる場合があります。

  4. 郵便番号など、比較するソース・フィールド(例: 「コンタクト・フィールド」)と宛先フィールド(例: 「会社フィールド」)を選択し、「精度」タイプ(「完全一致」)を選択します。
  5. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能なコンタクト・フィールド」ウィンドウ「会社」「名」「姓」の各フィールドをダブルクリックし、使用可能なアカウント・フィールド・ウィンドウで「アカウント名」をダブルクリックして、それらを対応する「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  6. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

グループPは、次のコンタクトで構成されています。

N 会社 郵便番号
1 John UbiOmniCorp 22182
2 Mike UbiOmniCorp 90210

グループCは、次のコンタクトで構成されています。

N 会社名 郵便番号
1 UbiOmniCorp 22182
2 RazzMaTazz 60606

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は次の4つのグループになります。

  • ソース一致(グループPのコンタクト・レコードがグループCにあるアカウント・レコードに一致): 郵便番号が22182のグループPのJohnは、同じ郵便番号を持つグループCのUbiOmniCorpに一致します。
  • ソース不一致(一致したアカウント・レコードがないコンタクト): 郵便番号が90210のMikeは、グループCのアカウント・グループに一致がありません。
  • 宛先一致(コンタクト・グループに一致があるアカウント): 郵便番号が22182のUbiOmniCorpには、コンタクト・グループに一致があります(John)。
  • 宛先不一致(一致したコンタクト・レコードがないアカウント): 郵便番号が60606のRazzMaTazzには、郵便番号が一致するレコードがコンタクトにありません。

例2: 2つのコンタクト・グループのコンタクト

C1とC2という2つのコンタクト・グループの両方に存在するコンタクト・レコードをすべて検索します。

結果

重複除去ルールを使用してこのタスクを実行することはできません。一見すると、コンタクトとコンタクトの照合を実行するには、重複除去ルールを使用してEメール・アドレスの完全一致を検索すると適切そうです。しかし、重複除去ルールは、複数のコンタクト・グループで同じコンタクト・レコードを検索するのではなく、同じ値を持つ異なるコンタクト・レコードを検索します。この例では、コンタクトがすべてのグループ内に存在する可能性がありますが、それでもコンタクト・レコードは1つのみ存在します。この単一のコンタクト・レコードのEメール・アドレスは一意であると正しく識別されるため、この場合一致はありません。

次より後ろのすべての文字の一致/次より前のすべての文字の一致

「次より後ろのすべての文字の一致」を選択すると、Eloquaによって、定義した値より後ろの文字が同じであるフィールドが検索されます。「次より前のすべての文字の一致」を選択すると、ルールによって、定義した値より前の文字が同じであるフィールドが検索されます。

例: Eメール・アドレス・ドメインのすべての文字に一致する

タスク

アカウント・グループCの少なくとも1つのアカウントと同じEメール・アドレス・ドメインを持つコンタクト・グループPのコンタクトをすべて検索します。

解決策

この比較を実行するには、ソースおよびターゲットのデータ・エンティティで複数表重複除去ルールを作成する必要があります。単一のルール内で一度に複数のデータ・エンティティ(コンタクト、アカウント)を使用するときにはいつでも、この機能を使用します。

コンタクトとアカウントのEメール・アドレス・ドメインを比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の複数表重複除去ルールをオープンするか、または新規複数表重複除去ルールを作成します
  3. 郵便番号など、比較するソース・フィールド(例: 「コンタクト・フィールド」)と宛先フィールド(例: 「会社フィールド」)を選択します。次に、精度タイプとして「次より後ろのすべての文字の一致」を選択します。
  4. 「精度値」フィールドに値「@」を入力して、アット(@)記号より後ろのドメインを比較します。
  5. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能なコンタクト・フィールド」ウィンドウで「会社」「名」「姓」の各フィールドをダブルクリックし、使用可能なアカウント・フィールド・ウィンドウで「アカウント名」をダブルクリックして、それらを対応する「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  6. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

グループPは、次のコンタクトで構成されています。
N Eメール・アドレス
1 John Smith user1@example.com
2 Mike Brown user2@example.org
グループCは、次の会社で構成されています。
N アカウント名 コンタクトのEメール・アドレス
1 UbiOmniCorp user1@example.com
2 Ubi Holdings user3@example.net

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は次の4つのグループになります。

  • ソース一致(グループPのコンタクト・レコードがグループCにある会社レコードに一致): Eメールがuser1@example.comのJohn Smithは、Eメール・アドレスのうち@記号より後ろのドメイン(example.com)が同じであるため、グループCのUbiOmniCorpとUbi Holdingsの両方に一致します。
  • ソース不一致(一致したアカウント・レコードがないコンタクト): Eメール・アドレスがuser2example.comのMike Brownは、コンタクト・グループに一致がありません。MikeのEメール・アドレスには@記号がないため、この重複除去ルールは適用されませんでした。
  • 宛先一致(コンタクト・グループに一致があるアカウント): 会社グループCのUbiOmniCorpとUbi Holdingsの両方に同じEメール・アドレス・ドメインexample.comがあるため、両者は一致します。
  • 宛先不一致(コンタクト・レコード間に一致したドメインがないアカウント): すべての会社レコードがドメインで一致したため、これは空のグループです。

最初のX文字一致/最後のX文字一致

定義

「最初のX文字一致」を選択すると、Eloquaによって、X (精度値)で定義した文字数だけ先頭からの文字が同じであるフィールドが検索されます。「最後のX文字一致」を選択すると、Eloquaによって、X (精度値)で定義した文字数だけ末尾からの文字が同じであるフィールドが検索されます。

例: 市外局番の最初のX文字を照合する

コンタクトを事業の展開場所別にコンタクト・グループCにグループ化します。唯一使用可能なデータは、市外局番が含まれているコンタクト電話番号です。

この比較を実行するには、データ・エンティティの単一タイプ(たとえば、コンタクト)を使用して、新規重複除去ルールを作成します。

市外局番を使用して場所でコンタクトを比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の重複除去ルールをオープンするか、または新規重複除去ルールを作成します
  3. 「重複除去ルール」ページで、比較する「コンタクト・フィールド」を選択します(たとえば、「勤務先電話」。ただし、この名前は実装によって異なる場合があります)。
  4. 「精度」タイプとして「最初のX文字一致」を選択します。
  5. 電話の市外局番(電話番号の最初の3桁)を比較しようとしているため、「精度値」フィールドに「3」を入力します。
  6. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能なコンタクト・フィールド」ウィンドウで「名」フィールドと「姓」フィールドをダブルクリックして、それらを「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。

    注意: 実装によっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  7. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

グループCは、次のコンタクトで構成されています。
勤務先電話
勤務先電話
1 Mike Black 416 XXX XXXX
2 Mike Brown 416 XXX XXXX
3 John Smith 905 XXX XXXX

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は(4つの候補のうち)次の2つのグループになります。

  • ソース一致(勤務先電話番号の最初の3桁、つまり市外局番が同じであるコンタクト): Mike BlackとMike Brownは、市外局番が一致します。
  • ソース不一致(市外局番が一意であるコンタクト): John Smithの市外局番は一致しません。
  • 宛先一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。
  • 宛先不一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。

特別なEloquaアカウント/名/タイトル一致

特別なEloquaアカウント一致を選択すると、Eloquaアプリケーションによって、同じ値を持つアカウント・フィールドが検索されます。「特別な名一致」を選択すると、Eloquaアプリケーションによって、同じ値の「名」フィールドが検索されます。特別なEloquaタイトル一致を選択して、「タイトル」フィールドで一致する値を検索するようにルールを設定します。

例1: アカウント名を比較する

コンタクト・グループPで、同じアカウントのコンタクトをすべて検索します。アカウント名は、コンタクト・レコードによって若干異なる場合があります。

この比較を実行するには、データ・エンティティの単一タイプ(コンタクト)を使用して、新規重複ルールを作成します。この比較では、「特別なEloqua会社一致」を使用して、省略形の違いに適応します。

アカウント名を比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の重複除去ルールをオープンするか、または新規重複除去ルールを作成します
  3. 比較する「コンタクト・フィールド」(たとえば、「アカウント」)と「精度」タイプ(たとえば、特別なEloquaアカウント一致)を選択します。
  4. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能なコンタクト・フィールド」ウィンドウで「名」フィールドと「姓」フィールドをダブルクリックして、それらを「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  5. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

この重複除去ルールを実行するときには、考慮事項がいくつかあり、これらは結果に影響を与えます。

  • データ・エンティティ・レコードの「会社」フィールドが空である場合、そのレコードは処理中にスキップされ、照合されません。
  • 連結語句(the、of、or、andまたはde)は、処理中に無視されるため、2つのレコードが一致しない唯一の原因になることはありません。
  • 「会社」フィールドは、句読点、空白、連結語句(the、of、or、andまたはde)や会社のタイプを示すその他の省略形(Inc、Corp、Mgtなど)に違いがある場合でも、一致とみなされます。
  • 省略形に対応するため、アカウント関連用語の省略形(Abbr.)と正式な名前の次のペアが実行に含まれています。

注意: その他の用語が必要な場合は、要求に応じて追加できます。詳細は、Eloquaカスタマ・サクセス・マネージャに連絡してください。

省略形 正式な名前 省略形 正式な名前 省略形 正式な名前

Admin

Administration

Gov

Government

PLC

Public Limited Company

Assoc

Association

Govt

Government

Sask

Saskatchewan

Bros

Brothers

Inc

Incorporated

Svc

Service

Centre

Center

Indust

Industrial

Svr

Service

Ctr

Center

Inst

Institute

Syst

System

Co

Company

Intl

International

Tech

Technology

Corp

Corporation

LLC

Limited Liability Corporation

Telecomm

Telecommunications

Dep

Department

Ltd

Limited

US

USA

Dept

Department

Mgt

Management

Univ

University

Div

Division

Mgmt

Management

Util

Utility

Fed

Federal

Natl

National

Utils

Utilities

Fedl

Federal

Org

Organization

この例の場合、グループCは次のコンタクトで構成されています。
N アカウント
1 Mike Black Big Computers, INC
2 Mike Bbrown Vision Mgt
3 John Smith Vision Mgmnt
4 John White BiG ComputerS, Inc

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は次の2つのグループになります。

  • 見込み客1と4は、Big Computers, Incに一致するものとしてグループ化されます。
  • 見込み客2と3は、Vision Managementに一致するものとしてグループ化されます。

例2: 名と姓を比較する

コンタクト・グループPで、名と姓が同じコンタクトをすべて検索します。名は、入力形式やスペルが違っていてもかまいません(たとえば、KenとKenneth)。

この比較を実行するには、データ・エンティティの単一タイプ(コンタクト)を使用して、新規重複除去ルールを作成します。この比較は、姓では完全一致ですが、名に対しては「特別な名一致」を使用してスペルの違いに適応します。

コンタクトの名と姓を比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の重複除去ルールをオープンするか、または新規重複除去ルールを作成します
  3. 「重複除去ルール」ページで、比較する「コンタクト・フィールド」(「名」)と「精度」タイプ(「特別な名一致」)を選択します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  4. 「姓」という「コンタクト・フィールド」「精度」タイプ(「完全一致」)を選択します。
  5. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

この重複除去ルールを実行するときには、考慮事項がいくつかあり、これらは結果に影響を与えます。

  • データ・エンティティ・レコードの「名」フィールドや「姓」フィールドが空である場合、そのレコードは処理中にスキップされ、照合されません。
  • 「名」フィールドと「姓」フィールドは、句読点、空白または名前の形式(たとえば、EdwardとEd)に違いがある場合でも、一致とみなされます。
  • 名前のスペルの違いに適応するため、次の形式の正式名が実行に含まれています。注意: その他の形式の正式名が必要な場合は、要求に応じて追加できます。詳細は、Eloquaクライアント・サービス・マネージャに連絡してください。
正式な名前 正式な名前 正式な名前 正式な名前 正式な名前
Abigail Christopher Harold Louise Samuel
Abraham Clifford Henry Matthew Sophia
Albert Cynthia Howard Megan Steven
Alexander Daniel Irving Michael Stuart
Amanda David Jacob Mortimer Susan
Andrew Deborah James Natalie Theresa
Anthony Donald Janet Nathaniel Thomas
Arthur Douglas Jeffrey Nicholas Timothy
Barbara Edward Jessica Pamela Valerie
Beatrice Elizabeth John Patrick Victor
Benjamin Eugene Joseph Peter Victoria
Bernard Francine Julia Raymond Vincent
Brian Franklin Kenneth Rebecca Walter
Cameron Florence Lawrence Richard William
Catherine Frederick Leonard Robert
Charles Gregory Lillian Ronald
Christine Douglas Louis Russell
グループCは、次のコンタクトで構成されています。
N
1 Bill Black
2 Bill Brown
3 Willy Black
4 John Black

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は(4つの候補のうち)次の2つのグループになります。

  • ソース一致(同じ名と姓の見込み客): Bill BlackとWilly Black。
  • ソース不一致(名と姓が同じでない見込み客): John BlackとBill Brown。
  • 宛先一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。
  • 宛先不一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。

例3: 名と姓とタイトルを比較する

コンタクト・グループCで、名と姓が同じコンタクトをすべて検索します。同姓同名の人が存在する可能性があるため、ジョブ・タイトルで追加のチェックを実行します。注意: 名は、入力形式やスペルが違っていてもかまいません(たとえば、KenとKenneth)。また、タイトルはスペルが違っていてもかまいません(たとえば、MgrとMang)。

この比較を実行するには、データ・エンティティの単一タイプ(コンタクト)を使用して、新規重複除去ルールを作成します。この比較は、姓では完全一致ですが、名に対しては「特別な名一致」を使用してスペルの違いに適応し、タイトルに対しては「特別なタイトル一致」を使用してタイトル省略形のスペルの違いに適応します。

コンタクトの名と姓とタイトルを比較する手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の重複除去ルールをオープンするか、または新規重複除去ルールを作成します
  3. 「重複除去ルール」ページで、比較する「コンタクト・フィールド」(「名」)と「精度」タイプ(「特別な名一致」)を選択します。
  4. 「姓」という「コンタクト・フィールド」「精度」タイプ(「完全一致」)を選択します。
  5. 「タイトル」という「コンタクト・フィールド」とその「精度」タイプ(「特別なタイトル一致」)を選択します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  6. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

この重複除去ルールを実行するときには、考慮事項がいくつかあり、これらは結果に影響を与えます。

  • データ・エンティティ・レコードの「名」フィールドや「姓」フィールドが空である場合、そのレコードは処理中にスキップされ、照合されません。また、「タイトル」フィールドが空である場合、そのレコードはスキップされ、照合されません。
  • 「名」フィールドと「姓」フィールドは、句読点、空白またはジョブ・タイトルの形式(たとえば、Managerを表すMgrとMangとMngr)に違いがある場合でも、一致とみなされます。
  • 省略形に対応するため、ジョブ・タイトルの省略形(Abbr.)と正式な名前の次のペアが実行に含まれています。
省略形 正式タイトル 省略形 正式タイトル 省略形 正式タイトル
Acct Account Cust Customer Pres President
Accts Accounts Dev Development Prgm Program
Acctng Accounting Dir Director Prod Product
Adm Administration Eng Engineer Purch Purchasing
Admin Administration EVP Executive Vice President QA Quality Assurance
AP Accounts Payable Exec Executive Rep Representative
Asst Assistant Gen General Serv Service
Bus Business GM General Manager SLS Sales
CEO Chief Executive Officer IT Information Technology SN Senior
CFO Chief Financial Officer Mang Manager Spt Support
CMO Chief Marketing Officer Mktg Marketing SVP Senior Vice President
CIO Chief Information Officer Mgr Manager SW Software
COO Chief Operations Officer Mngr Manager Sys System
Corp Corporate Ofc Office Tech Technology
CSO Chief Security Officer Ops Operations VP Vice President
CTO Chief Technology Officer

注意: その他のタイトルが必要な場合は、要求に応じて追加できます。詳細は、Eloquaクライアント・サービス・マネージャに連絡してください。

グループCは、次のコンタクトで構成されています。
N タイトル
1 Mike Black Mgr
2 Mike Black Mang
3 Mike Black VP
4 John White Mgr

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は(4つの候補のうち)次の2つのグループになります。

  • ソース一致(名、姓およびタイトルが一致するコンタクト): 1と2。名と姓が一致し、タイトル(MgrとMang)がどちらもManagerに一致します。
  • ソース不一致(名と姓やタイトルが同じでないコンタクト): 3と4は、名、姓、タイトルのいずれも一致しません。
  • 宛先一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。
  • 宛先不一致: 単一表重複除去ルールを使用しているため、ソース・グループと宛先グループは同じグループです。

次で始まる

「次で始まる」を選択すると、Eloquaによって、あるフィールドの完全な値が別のフィールドの値で始まるフィールドが照合されます(たとえば、ソース・フィールド値「ABC Netherlands」は宛先フィールド値「ABC」で始まります)。

例: アカウント名を照合する

会社名が同じである見込み客グループPのコンタクトをすべて検索します。「アカウント」フィールドの値はアカウントと部署で構成されているため、アカウント値が同じアカウント名で始まるコンタクトをグループ化します。

この比較を実行するには、ソースおよびターゲットのデータ・エンティティで複数表重複除去ルールを作成する必要があります。単一のルール内で一度に複数のデータ・エンティティ(コンタクト、アカウント)を使用するときにはいつでも、この機能を使用します。

同じアカウント名(部署は関係なし)で始まる見込み客を返す手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の複数表重複除去ルールをオープンするか、または新規複数表重複除去ルールを作成します
  3. 「重複除去ルール」ページで、「コンタクト・フィールド」(「アカウント」)、「会社フィールド」(「アカウント名」)および「精度」タイプ(「次で始まる」)を選択します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  4. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能な見込み客フィールド」ウィンドウで「名」フィールドと「姓」フィールドをダブルクリックして、それらを「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。
  5. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

グループPは、次のコンタクトで構成されています。
N アカウント
1 Mike Black Big Computers, Inc UK
2 Mike Brown The Big Computers, Inc Canada
3 John Smith Big Computers, Inc US
グループMは、次の会社で構成されています。
名前 アカウント
1 Big Computers, Inc
2 Vision Management

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は次の4つのグループになります。

  • ソース一致(グループPのコンタクト・レコードがグループMにある会社レコードに一致): コンタクト・レコード2と3は、Big Computersで始まるそれぞれのアカウント名が一致します。
  • ソース不一致(一致した会社レコードがないコンタクト): Mike Brownは、アカウント名がBig ComputersではなくTheで始まるため、一致しません。
  • 宛先一致(コンタクト・グループに一致があるアカウント): 番号1 (Big Computers)。
  • 宛先不一致(コンタクト・レコードに一致したアカウント名がないアカウント): 番号2 (Vision Management)。

次を含む

「次を含む」を選択すると、Eloquaによって、あるフィールドの完全な値に別のフィールドの値が含まれているフィールドが照合されます(たとえば、アカウント・ソース・フィールド値「Big Computers, Inc」には、宛先フィールド値「Big Computers」が含まれています)。

注意: この精度では、あるグループ・フィールドの考えられるすべてのエントリが、別のグループのレコードのフィールドの考えられるすべてのエントリに対してチェックされるため、すべての精度の中で処理が最も遅くなります。速度に問題があるため、大規模なグループにはこの精度を使用しないでください。必要に応じて、グループを小さなグループに分割し、それらを個別に実行してください。

例: アカウント名を照合する

同じアカウント名を持つグループPのコンタクトをすべて検索します。「アカウント」フィールドの値はアカウントと部署で構成されているため、アカウント値に同じアカウント名が含まれているコンタクトをグループ化します。

この比較を実行するには、ソースおよびターゲットのデータ・エンティティで複数表重複除去ルールを作成する必要があります。単一のルール内で一度に複数のデータ・エンティティ(コンタクト、アカウント)を使用するときにはいつでも、この機能を使用します。

同じアカウント名(部署は関係なし)が含まれているコンタクトを返す手順は、次のとおりです。

  1. 「オーディエンス」 白い人物のシルエットで示される「オーディエンス」アイコンのイメージです。 > 「ツール」にナビゲートし、「データ・ツール」をクリックします。
  2. 既存の複数表重複除去ルールをオープンするか、または新規複数表重複除去ルールを作成します
  3. 「重複除去ルール」ページで、「コンタクト・フィールド」(「アカウント」)、「アカウント・フィールド」(「アカウント名」)および「精度」タイプ(「次を含む」)を選択します。

    注意: アプリケーションによっては、選択するフィールド名が異なることがあります。

  4. 結果に返される表示フィールドを選択するには、「使用可能なコンタクト・フィールド」ウィンドウで「名」フィールドと「姓」フィールドをダブルクリックして、それらを「選択したフィールド」ウィンドウに移動します。
  5. 「保存」をクリックします。

この重複除去ルールの精度が保存されます。

使用されるデータと結果

グループPは、次のコンタクトで構成されています。
N アカウント
1 Mike Black The Big Computers, Inc UK
2 Mike Brown Big Computers, Inc Canada
3 John Smith Big Computers, Inc USA
グループMは、次のアカウント名で構成されています。
N アカウント
1 Big Computers, Inc
2 Vision Management

この重複除去ルールを前掲のデータに対して実行すると、結果は次の4つのグループになります。

  • ソース一致(グループPのコンタクト・レコードがグループMにあるアカウント・レコードに一致): 3つすべてのコンタクトが、それぞれの会社にアカウント名Big Computersが含まれているため、一致します。
  • ソース不一致(一致したアカウント・レコードがないコンタクト): 空のグループ。
  • 宛先一致(コンタクト・グループに一致があるアカウント): 番号1 (Big Computers)。
  • 宛先不一致(コンタクト・レコードに一致したアカウント名がないアカウント): 番号2 (Vision Management)。