インサイトのユーザーおよび権限

インサイトのユーザー

インサイトのユーザーには次の2つのタイプがあります。

  • 報告者は、レポートを実行したり、印刷やエクスポートなどのインサイトの標準機能を使用することができます。組織に対して許容される報告者の数に制限はありません。インサイトにアクセスするには、次のセキュリティ・グループのいずれかのメンバーである必要があります。
    • 基本または上級マーケティング
    • 幹部ユーザー
    • 管理者
  • アナライザには、報告者が実行できるすべての操作に加え、分析やダッシュボードの作成が許可されています。アナライザ向けの機能には、Analyzerライセンスを持つユーザーのみがアクセスできます。顧客は、ライセンスされているEloqua Marketingユーザーの数と同じ数のAnalyzerライセンスを有効にすることができます。

ヒント: インサイト・プロファイルを使用して、自分が所属しているロールを表示できます(「マイ・アカウント」 > 「ロールおよびカタログ・グループ」を選択します)。

インサイトの権限およびロール

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インサイトでの表示およびアクセスできる対象は、インサイトの権限およびロールによって制御されます。アナライザは、権限を使用して、「会社共有」フォルダ内の分析やフォルダへのアクセス権を制御できます。これは、分析やダッシュボードへのアクセスを特定のユーザー・グループに制限する必要がある場合に便利です。

インサイトの権限に基づいて、分析の作成やレポートの実行といった特定のアクションを実行できます。権限は次のセットに分類されます。

  • フル・コントロール: すべての権限が含まれます(ただし、報告者ロールとアナライザ・ロールによって制限されます)
  • 変更: 読取り、書込みおよび削除権限
  • 開く: 読取り、トラバースおよび実行権限
  • トラバース: フォルダの参照権限
  • アクセスなし: オブジェクトへのアクセス権なし

ロールは、関連する権限をグループ化したものです。次の3つのインサイトのロールがあることを認識する必要があります。

  • BIコンシューマ: 報告者がレポートを表示したり、実行するために必要な報告者ロールです。Eloqua Reportingライセンスを持つユーザーに、このロールが割り当てられます。
  • BI作成者: アナライザが報告者向けの分析やダッシュボードを作成するために必要なアナライザ・ロールです。Eloqua Analyzerライセンスを持つユーザーに、このロールが割り当てられます。
  • BIコンタクト・セキュリティ・ユーザー: コンタクト・レベルのレポートの要素に対するアクセスを管理するためにコンタクト・セキュリティが有効になっている場合に使用されるロールです。

注意: インサイトでロールを作成または管理することはできません。

権限の割当

アナライザは、フォルダ、分析、ダッシュボードなどのオブジェクトを作成し、「会社共有」フォルダ内で共有できます。この共有フォルダは、組織のインサイトのユーザーに表示されます。アナライザがオブジェクトを共有フォルダに保存すると、そのフォルダの権限がオブジェクトに継承されます。アナライザは、自分が所有するオブジェクトに対する権限を変更して、職責に基づいてアクセスを制限できます。

注意: 特定のユーザーに権限を割り当てることができますが、管理が困難になる可能性があるため、慎重に行ってください。

前提作業:

  • 権限を変更するには、オブジェクト所有者である必要があります。
  • 「会社共有」フォルダ内のオブジェクトのみを更新できます。

権限を割り当てる手順は、次のとおりです。

  1. インサイトの「会社共有」フォルダで、権限を変更するオブジェクトを参照します。
  2. 「詳細」 > 権限アイコンのイメージです 「権限」をクリックします。権限を変更するには、オブジェクト所有者である必要があります。
  3. ユーザーにアクセス権を付与するには、追加アイコンのイメージです 「ユーザー/ロールの追加」をクリックして、ダイアログを完成させます。「権限の設定」ドロップダウン・リストを使用して、適切な権限を設定します。

    ヒント: 権限をカスタマイズする場合は、「権限の設定」ドロップダウン・リストから「カスタム」を選択します。「権限」ウィンドウに戻ったら、編集アイコン 「カスタム権限の編集」をクリックして、権限をカスタマイズします。

  4. 「権限」ウィンドウで、可能な場合は、「サブフォルダに権限を適用します。」および「フォルダ内の項目に権限を適用します。」チェック・ボックスのオプションを使用して、権限の適用方法を指定します。
  5. ステップ4のオプションのいずれかを選択した場合は、「置換オプション」ドロップダウン・リストを使用して、オブジェクトとその子へのアクセス権を更新する方法を指定できます。
    • すべて置換: オブジェクトへのアクセス権を権限リスト内のユーザーおよびロールに置換するには、このオプションを選択します。通常はこのオプションを使用します。
    • リストされたアカウントの置換: 権限リスト内のユーザーおよびロールのみを変更するには、このオプションを選択します。アクセス権を持つその他のユーザーおよびロールは変更されません。また、変更しないエントリを権限リストから必ず削除してください。
    • リストされたアカウントの削除: 権限リスト内のユーザーおよびロールを削除するには、このオプションを選択します。アクセス権を持つその他のユーザーおよびロールは変更されません。また、変更しないエントリを権限リストから必ず削除してください。

関連項目

最初の分析の作成

レポートのコピー