Oracle Responsysビルトイン関数の理解

Oracle Responsysビルトイン関数は、特定のタイプのテキスト置換フィールドです。キャンペーン・メッセージまたはフォーム・ドキュメントでプレースホルダーとして使用し、キャンペーン配布時に、パーソナライズした受信者/送信者情報に自動的に置き換わるようにすることができます。

注意: ビルトイン関数は高度なOracle Responsys機能となり、一般的には手続き型言語またはマクロ言語の経験があるユーザー向けです。

ビルトイン関数は通常、テキスト文字列の置換値を(かっこ内の値に基づいて)計算し、$functionName(parameters)$文字列のかわりに、キャンペーン・コンテンツに挿入するその文字列を返します。これにより、データベースにない合成値を使って複雑なパーソナライズができます。

ビルトイン関数の完全なリストと使用法の詳細は、『Oracle Responsys Built-in Functions Guide』をご覧ください。

ネスティングされた関数

ビルトイン関数は、次の例のようにネスティングすることができます。

$cond(eq(lookup(LastName)), lookup(FirstName))$		

重要

  • 関数をネスティングする際は、最も外側の関数のみをドル記号で囲みます(上の例を参照)。
  • 1つの引数に、シンプルなテキストおよびネスティングされたビルトイン関数からの結果の両方を含める場合は、次の例のようにconcat()関数を使用する必要があります
    $cond(containsvalue(Price), concat(The price is, space(), lookup(Price), .), Price not listed.)$
    
  • ビルトイン関数を囲む左右ドル記号の間に、強制改行を入れることはできません。左右ドル記号は、ドキュメント内の同じ行に存在する必要があります。そうでない場合、ビルトイン関数が正しく評価されず、意図したとおりにキャンペーン受信者に表示されません。

関連項目