ポリシー

本書では、お客様の会社がOracle Responsysをご利用になるにあたり同意されたいくつかの条件の概要を説明しています。具体的な内容はアカウントによって異なり、Oracle Responsysとお客様の会社で交わした契約書に詳述されています。

注意: お客様の会社とOracle Responsys間の契約上の合意が、常に本ページに記載の事項に優先します。

ユーザー

Oracle Responsysソフトウェアのインタフェースでは、こちらに記載の通り、いくつかの機能はアカウント・マネージャのみ利用でき、他のユーザーは利用できません。本書では、アカウント・マネージャとその他のユーザーを区別しています。

ただし、お客様の会社とOracle Responsys間の契約の文脈で「ユーザー」という言葉が使用されている場合、「サービスへのアクセスと使用が許可されている一個人」を指します。この文脈でアカウント・マネージャは、単にアカウントのユーザーの1人を指します。

Oracle Responsysが作成するお客様のアカウントには、アカウント・マネージャのログイン名が1つ含まれており、アカウント・マネージャは「普通の」ユーザーのログイン名を1つ作成できます。

お客様の会社は、アカウント・マネージャが次の3つのカテゴリのユーザーを追加する権限を購入できます。

  • サポート対象ユーザーは、Oracle Responsysサポートに直接連絡できます(アカウント・マネージャと最初に含まれているユーザー1名と同じ扱い)。すべてのサポート対象ユーザーは、Oracle Responsysの使用について基本研修を受ける必要があります。またソフトウェアを18か月以上使用しなかったサポート対象ユーザーも、基本研修が必須となっています。研修を受けたユーザーは、研修を受けていないユーザーをサポートし、彼らに代わってOracle Responsysに連絡できます。
  • サポート対象外ユーザーは、Oracle Responsysサポートに直接連絡することはできず、サポート対象ユーザーから手助けを得る必要があります。
  • レポート限定ユーザーは、Oracle Responsysアクティビティが制限されており、データマート・レポートの閲覧とパスワード変更しかできません。

社員の自然減を考慮した場合、各アカウントは常時、サポート対象ユーザーと研修を受けたユーザーが少なくとも1名ずつ必要です。サポート対象外ユーザーと研修を受けていないユーザーは、Oracle Responsysサポートに直接連絡することはできません。

アカウント

アカウント設定は、アカウント内の全ユーザーが共有する一意のIPアドレスと、アカウント内の全ユーザーが利用できる無制限の「From」アドレスによって構成されており、Oracle Responsysが対応しているすべてのキャラクタ・セットとロケール(言語)を使用できます。

月額サービス料金には、アカウント内のユーザーが1か月間に送信できる一定数のEメールが含まれています。アカウントから送信されるメッセージがその数を上回ると、超過料金がかかります。オンデマンド印刷キャンペーン料金とモバイル・デバイス宛のメッセージ料金は、実際の使用量(印刷枚数やモバイル・メッセージの送信数)に基づいて算出します。

クライアント・データ

お客様の会社とOracle Responsys間の契約で言及する「クライアント・データ」とは、Oracle Responsysアカウントのフォルダに保存されているすべてのドキュメント、データ・ソース、ログ・ファイル、その他のコンポーネントを指します。

各アカウントには、一定量のクライアント・データを保存できるストレージが含まれます。アカウントで保存するデータが既定の量を上回った月は、サービス料金が増額されます。クライアント・データが自動的に削除またはパージされることは決してありません。

アカウントで使用されるストレージ容量を減らすには、未使用のドキュメントおよびデータ・ソースをOracle Responsys内からダウンロードし、自身のストレージ・メディアにアーカイブした後で、Oracle Responsysフォルダから削除します。(フォルダのエクスポートは、たくさんのコンポーネントを単一の操作でダウンロードできる便利な方法です。)別の方法として、追加料金を支払えば、Oracle Responsysでクライアント・データをCDやDVDに保存することもできます。

Oracle Responsysアカウントから削除したクライアント・データは、30日間保持されます。30日以内であれば、削除したクライアント・データの復元を文書にて要求することができます。Oracle Responsysは1暦年に1回、そのような要求に応えるべく事業合理性の範囲内で相応な努力をしますが、追加で発生する復元の要求については、現行の市場料金が発生します。

データマート

お客様の会社とOracle Responsys間の契約で言及する「データマート」とは、作成、編集および開始またはデプロイしたOracle Responsysキャンペーンおよびフォームのパフォーマンス・データとレスポンス・データがOracle Responsysで格納される領域を指します。このデータはお客様のクライアント・データを構成するものではなく、アカウントに割り当てられたストレージ容量には含められせん。Oracle Responsysはこのデータを使用して、キャンペーン・パフォーマンスや顧客のレスポンスについて各種レポートを作成します。

事前に別途取決めをしない限り、こうしたデータの多くは13か月間保持されます。「週別デリバラビリティ」と「トリガーされたメッセージ」のレポートで使用するデータは、3か月間しか保持されないことに注意してください。

注意: Oracle Responsysライブ・レポートで使用するクライアント・データは、前述の期間保持されます。

請求

アカウント設定と月額サービス料金は、四半期ごとの事前請求となります。使用量ベースの料金と超過料金は、翌月請求となります。