アプリケーション・ワークブックのCube.TypedMeasuresワークシートにより、数値データを超えてテキストベース・コンテンツまでEssbaseの分析機能を拡張する日付メジャーおよびテキスト・リストが定義されます。
テキスト形式のコンテンツの保管と分析は、セルにテキスト値の有限リストを1つ含む必要がある場合に役立ちます。たとえば、5種類の色で製品が販売されている場合です。colorは、値が5色のいずれかである必要があるテキスト・メジャーです。colorsは、対応する数値IDにマップされる一連のテキスト文字列です。
日付メジャーおよびテキスト・リスト・マッピングは、Cube.TypedMeasuresワークシートの表に含まれます。
次のイメージは、サンプル・アプリケーション・ワークブック内のCube.TypedMeasuresワークシートを示しています。
日付メジャー表のフィールドおよび値:
プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
---|---|---|
関連メンバー | "勘定科目"としてタグ付けされているディメンションのメンバー。 | 関連メンバー行には、勘定科目ディメンションのメンバー名が含まれます。 |
テキスト・リスト・プロパティ表のフィールドおよび値:
プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
---|---|---|
List Name |
80文字より長くすることはできません。 |
テキスト・リストは、リスト名で始まり、それに続いて、その値が隣のセルに含まれている必要があります。 |
Associated Members |
既存のメンバー名。 |
隣接するセルに追加されたメンバー名。右側の隣接するセルに複数のメンバーを追加できます。 |
ID |
IDの下の最初の2つの値は、#Missingと#OutOfRangeです。これら2つの値は、すべてのテキスト・リスト表に存在する必要があります。その他のIDは、整数である必要があります。 |
#Missing、#OUTOFRANGE、数値などの各IDは、テキスト値にマップする必要があります。 最初の2つのIDである、#Missingおよび#OUTOFRANGEは、テキスト・データが無効または空である場合に対応するためにあります。たとえば、テキスト・メジャーに「Average」などのマップされていない値をロードしようとすると、セル値は更新されず、後続の問合せで#Missingとして表示されます。マップされていない数値セル値をロードすると、後続の問合せでN/Aが戻されます。 |
Text |
最大80文字です。 |
テキスト列には、各テキスト・メジャーのテキスト値が含まれます。 各テキスト値は、ID列内の整数にマップする必要があります。テキスト・リスト内の整数にマップしないテキスト値は、Essbaseによって無効とみなされます。 |
関連項目: