この構成は、Essbaseの独立したデプロイメントに使用できます。クラスタのアプリケーションとキューブは、単一のEssbaseサーバーでホストすることも、複数のEssbaseサーバーでホストすることもできます。
クラスタが単一のEssbaseサーバー上にあっても、複数のサーバーにまたがっていても、Smart Viewユーザーは、ただ1つの集中URLに接続することでクラスタにアクセスできます。
アクティブ-アクティブ(読取り専用)クラスタの利点は、問合せやレポートに多用されるキューブの高可用性が確保され、ロード・バランシングが可能になることですが、キューブの頻繁な更新は必要ありません。クラスタによって、クライアント・リクエストをクラスタ内のキューブ・レプリカ間で分散できます。クラスタでは読取り操作のみがサポートされます。データの更新やアウトラインの変更はできません。
読取り専用クラスタの構成
アクティブ-アクティブ(読取り専用)クラスタを設定するには、
複数のEssbaseサーバーでホストされているアプリケーションをクラスタに含める必要がある場合は、集中Smart View URLを使用した複数のEssbaseサーバーへのアクセスのステップ1から3を完了します。
Essbase Webインタフェースを使用して、読取り専用クラスタを構成します。
コンソールに移動して、「構成」をクリックします。
「読取り専用クラスタ」タブに移動して、「作成」をクリックします。
クラスタ名(Sample-Readonlyなど)を入力します。
オプションで、説明(Read only cluster of Sample applicationなど)を入力します。
「Essbaseサーバー」で、「LocalMachine」またはリストで使用できる他のEssbaseサーバー(集中URLアクセスをすでに構成済のもの)を選択します。
「アプリケーション」で、このクラスタを構成するキューブを含むアプリケーションを選択します。
「データベース」で、このクラスタを構成するキューブを選択します。
オプション: 「アクション」で、チェック・マークをクリックすると、クラスタに別のキューブが追加されます。ステップeからgを繰り返します。
「送信」をクリックして、クラスタ定義を終了します。
読取り専用クラスタの管理
既存のアクティブ-アクティブ(読取り専用)クラスタを管理するには、
Essbase Webインタフェースで、コンソールに移動して「構成」をクリックします。
「読取り専用クラスタ」タブに移動します。
「アクション」で、「管理」、「編集」または「削除」を選択します。
「管理」を選択して、クラスタ内のキューブのステータスを表示したり、その可用性状態のオンとオフを切り替えます。
「削除」を選択して、クラスタ定義を削除します。
「編集」を選択して、クラスタ定義に含めるキューブを更新します。