集約を構築します。Essbaseによって、ロールアップする集約ビューが選択されてアウトライン階層に基づいて集約され、選択されたビューにセル値が格納されます。
集約の構築には、データベース・アクセス権限が必要です。
集約は、集約ストレージ・キューブの中間保管済集計で、1つ以上の集約ビューで構成されます。集約ビューには上位レベルの交差が格納されます。これにより、最も一般的に問合せが行われる交差の動的集約が回避され、問合せパフォーマンスがサポートされます。
集約に、データ・ロードで変更されるレベル0の値に依存する集約セルが含まれる場合、上位レベルの値は、データ・ロード・プロセスの最後に自動的に更新されます。
集約を構築するには:
「停止する比率」をゼロ(デフォルト)のままにすると、停止比率が設定されていないとみなされます。
このオプションは、キューブのユーザーが実行する一般的な問合せのタイプは不明だが、キューブの増大を制限することでパフォーマンスを向上する必要がある場合に検討します。Essbaseは、最大でも指定された率を超えて集約キューブを増大させないという例外付きで、選択されたビューを集約します。たとえば、キューブのサイズが1GBの場合、合計サイズを1.2に指定すると、結果データのサイズは1GBの20%、つまり合計サイズ1.2GBを超えられないことになります。
「問合せデータに基づく」のボックスを選択した場合、Essbaseは、ユーザーの問合せパターンの分析に基づいて定義された一連のビューを集約します。これは、キューブのユーザーが実行する典型的な問合せのタイプが類似している場合に適したアプローチです。
先に問合せトラッキングを有効にしないかぎり、このチェック・ボックスに影響力はありません。問合せトラッキングに関する汎用情報は、「使用状況に基づいたビューの選択」を参照してください。
このジョブは、問合せトラッキングを有効にした後、ユーザーのデータ取得パターンを収集する時間を十分に設けてから実行します。最も重要で、実行に時間がかかる問合せのセットを準備して問合せトラッキングを有効にし、準備した問合せのセットを実行してからこのジョブを実行し、問合せのトラッキングに基づいて集約ビューを作成することをお薦めします。
問合せトラッキングが有効化されている間は、各レベルの組合せについて、セルの取得コストが記録されます。この記録は、アプリケーションが停止されるか、(MaxL文alter database <dbs-name> disable query_trackingを使用して)問合せトラッキングをオフにするまで継続されます。
キューブに共有メンバーまたは属性用の代替階層が実装されている場合や、集約に代替階層を含める場合に、このボックスの選択を検討します。
関連項目