ファイルおよびアーティファクトへのアクセス

Essbaseの「ファイル」カタログへのアクセスは、ユーザー・ロールおよびアプリケーション・レベルの権限によって異なります。

「ファイル」カタログには、キューブ・デザイナまたはEssbase Webインタフェースからアクセスできます。

Essbaseでのユーザー・ロールが「ユーザー」であり、アプリケーション権限がない場合、sharedusersおよびgalleryフォルダにアクセスできます。applicationsフォルダは空です。

galleryフォルダは、すべてのユーザーに対して読取り専用です。

sharedフォルダは、すべてのユーザーに対して読取り書込み可能です。

usersフォルダ内で、ユーザーは自身のフォルダへの読取り書込みアクセス権を持ち、サービス管理者はすべてのフォルダへのアクセス権を持ちます。

ロールが「ユーザー」であり、特定のアプリケーションの「データベース・アクセス」または「データベースの更新」権限がある場合、applicationsフォルダの下にある適切なサブディレクトリを表示(およびダウンロード)することもできます。これらのサブディレクトリには、アクセス可能なアプリケーションおよびキューブのファイルとアーティファクトが含まれています。

ロールが「ユーザー」であり、アプリケーションの「データベース・マネージャ」権限がある場合、ファイルとアーティファクトをキューブ・ディレクトリにアップロードしたり、削除、コピーおよび名前変更することもできます。

ロールが「ユーザー」であり、アプリケーションの「アプリケーション・マネージャ」権限がある場合、データベース・マネージャが実行できるファイルを使用してすべての操作を実行でき、アクセスは、キューブ・ディレクトリに加えてアプリケーション・ディレクトリにも拡張されます。

パワー・ユーザーである場合、作成したアプリケーションに対して、アプリケーション・マネージャが持っているのと同じ、ファイルとアーティファクトへのアクセス権を持っています。他のアプリケーションへのアクセス権は、付与されたアプリケーション権限に従って制限されます。

サービス管理者は、すべてのファイルおよびディレクトリに対する完全なアクセス権を持っています(読取り専用のgalleryフォルダを除く)。