「一般」タブでは、基本的なEssbaseディメンションまたはメンバー情報(集計プロパティ、ストレージ・プロパティおよびコメントなど)を表示または変更できます。
タブで使用可能なオプションは、アウトライン・タイプと、ディメンションとメンバーのタイプによって異なります。たとえば、使用可能なアイテムは、キューブがブロック・ストレージか集約ストレージか、あるいはディメンション名を選択したか、ディメンション内のメンバーを選択したかによって異なります。
次のリストはプロパティの一部です。
表11-5 ディメンションおよびメンバーの一般プロパティ
フィールド名 | 説明 | 適用先 |
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名前 |
ディメンションまたはメンバーの名前を入力します。 ディメンション、メンバーまたは別名の名前は1024バイトを超えないようにしてください。 |
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コメント |
コメントを入力します。 コメントには最大255文字を使用できます。 |
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ディメンション・タイプ |
ディメンションに次を選択します:
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ディメンション・ストレージ・タイプ |
ディメンションに次を選択します:
ブロック・ストレージ・キューブで使用できるディメンション・ストレージのタイプには、密と疎の2つのタイプがあります。密ディメンションのデータ・ポイントの大部分は埋まっていますが、疎ディメンションのデータ・ポイントの大部分は空です。デフォルトのストレージ・タイプは疎ですが、少なくとも1つの密ディメンションが必要です。 |
ブロック・ストレージ・ディメンション |
集計 |
ディメンションまたは属性ではないメンバーの場合は、集計演算子を選択します。
「+ (加算)」がデフォルトです。^ (集計なし)演算子はブロック・ストレージ・キューブにのみ適用されます。 |
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2パス |
「2パス計算」チェック・ボックスを選択すると、2回目のアウトライン通過時にメンバーが計算されます。 |
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データ・ストレージ |
現在のディメンションまたはメンバーのデータ値の保管方法を決定するオプションを選択します。
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メンバーの解決順 |
メンバーを計算する優先度を示す0から127の解決順序を指定します。 |
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階層 |
「保管済」(デフォルト)または「動的」を指定するか、集約ストレージ・アウトライン内のディメンションの場合、「複合階層使用可能」オプションを選択します(「保管済」および「動的」の両方を選択することと同じ)。 選択したストレージ・オプションは、ディメンションまたは世代2メンバーが先頭ノードである階層に適用されます。 |
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集約レベルの使用方法 |
次のいずれかのオプションを選択して、管理者はデフォルトおよび問合せベースのビュー選択に影響を与えることができます。
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集約ストレージ・ディメンション |
差異レポートの費用 |
勘定科目タイプにタグ付けされたディメンションのメンバーには、費用プロパティの値(TrueまたはFalse)を設定できます。@VARまたは@VARPER式が評価されるとき、費用プロパティがFalseの勘定科目メンバーには、費用プロパティがTrueの勘定科目メンバーと反対の符号が設定されます。 例: シナリオのディメンション・メンバーVarianceと式@VAR(Actual, Budget)。勘定科目ディメンション・メンバーSales [費用プロパティがFalse]の場合、VarianceメンバーはActual-Budgetとして計算されます。勘定科目ディメンション・メンバーCOGS [費用プロパティがTrue]の場合、VarianceメンバーはBudget-Actualとして計算されます。 |
ブロック・ストレージ勘定科目ディメンションおよびメンバー |
勘定科目情報 |
タイム・バランス: タイム・バランス・プロパティを使用するには、勘定科目タグが付けられたディメンションと時間タグが付けられたディメンションが必要です。
「スキップ」オプション: タイム・バランス計算時に無視される値を決定するオプション(「なし」または「欠落」)を選択します。「なし」を選択した場合、値なしが無視されて、「欠落」を選択した場合、#MISSING値が無視されます。タイム・バランス・プロパティに「最初」、「最後」または「平均」を設定した場合にのみ、スキップ設定を指定できます。
これらのプロパティは、「ラベルのみ」メンバー以外のすべてのメンバーに設定できます。 |
ブロック・ストレージ勘定科目ディメンションのみ |