アプリケーション・レベルの構成プロパティの設定

サービス管理者のロール、または作成したアプリケーションのパワー・ユーザーのロールが付与されている場合は、アプリケーション・レベルの構成プロパティを使用してOracle Essbaseをカスタマイズできます。アプリケーション・レベルの構成プロパティは、アプリケーション内のすべてのキューブに適用されます。

1つの方法として、アプリケーションの構成プロパティは、アプリケーションおよびキューブを構築する前にアプリケーション・ワークブックを使用して指定できます。例を参照するには、Essbase Webインタフェース「ファイル」に移動し、アプリケーション・ワークブックSample_Basic.xlsxをダウンロードします。このファイルは、ギャラリのデモ・サンプルセクション(「ブロック・ストレージ」の下)にあります。このアプリケーション・ワークブックで、Cube.Settingsワークシートに移動します。「アプリケーション構成」で、DATACACHESIZEプロパティは3Mに設定され、INDEXCACHESIZEプロパティは1Mに設定されています。


Sample Basicのアプリケーション・ワークブックでのアプリケーション構成の指定。Cube.Settingsワークシートの「アプリケーション構成」領域で、DATACACHESIZEプロパティは3Mの値に設定され、INDEXCACHESIZEプロパティは1Mの値に設定されています。

次のステップは、Essbase Webインタフェースでプロパティおよび対応する値を追加することによって、すでにデプロイされているアプリケーションを構成する方法を示しています。

  1. アプリケーション・ページで、構成するアプリケーションを選択します。

  2. 「カスタマイズ」をクリックし、次に「構成」をクリックします。


    Redwoodアプリケーションの「構成」領域のイメージ。構成プロパティは何も追加されていません。

  3. プロパティを追加するには、「追加」をクリックします

    リスト内をスクロールするか、プロパティを検索します。

  4. Redwoodの「追加」アイコンのイメージ。をクリックして、プロパティをリストに追加します。


    アプリケーション構成インタフェースの検索要素: 構成プロパティの横にある+をクリックして追加します

  5. Redwoodのアプリケーション構成検索を閉じる「X」アイコンのイメージをクリックして、検索ツールを閉じます。


    アプリケーション構成の検索ツールのイメージ。「閉じる」アイコンが強調表示されています。

  6. 「値」列で、ダブルクリックして値を入力します。


    アプリケーション構成インタフェース。ASODEFAULTCACHESIZE構成プロパティが追加され、値200が手動で入力されて「値」テキスト・フィールドがアクティブになっています

  7. 変更が終了したら、「適用および再起動」をクリックします

    注:

    アプリケーションが起動していない場合、「適用および再起動」ではなく「適用」のオプションが表示されます。変更は、次回アプリケーションが再起動されたときに適用されます。
  8. 確認メッセージを待機します。


    次が記載された確認メッセージ: 構成設定は正常に適用されており、アプリケーションは再起動されます。

  1. アプリケーション・ページで、構成するアプリケーションを選択します。

  2. アプリケーションの右にある「アクション」メニューから「検査」をクリックして、「構成」をクリックします


    アプリケーション構成インタフェース。構成プロパティは何も追加されていません

  3. プロパティを追加するには、「追加」アイコンのイメージ をクリックします。リスト内をスクロールするか、プロパティを検索します。

  4. 「追加」アイコンのイメージをクリックして、プロパティをリストに追加します。


    アプリケーション構成インタフェースの検索要素: 構成プロパティの横にある+をクリックして追加します

  5. 閉じる「X」アイコンのイメージをクリックして、検索ツールを閉じます。


    構成プロパティがリストされ、ツールを閉じる「X」がある検索ツール

  6. 「値」列で、ダブルクリックして値を入力します。


    アプリケーション構成インタフェース。ASODEFAULTCACHESIZE構成プロパティが追加され、値200が手動で入力されて「値」テキスト・フィールドがアクティブになっています

  7. 変更が終了したら、「適用および再起動」をクリックします

  8. 確認メッセージを待機します。


    確認メッセージには「構成は正常に適用済であり、アプリケーションは再起動されました」と記載されています

使用可能な各アプリケーション構成プロパティの構文と詳細は、「構成設定のリスト」を参照してください。プロパティをアプリケーション構成に追加する際にオプションの[appname]構文を使用する必要はありません。

Essbaseファイル・システムでのessbase.cfgの変更は推奨しません。この構成は自動的に設定されます。