Essbase Webインタフェースで2つのアウトラインを比較できます。アウトラインは、同じタイプ(両方とも集約ストレージまたは両方ともブロック・ストレージ)である必要があります。これらは同じEssbaseサーバーにあっても異なるEssbaseサーバーにあっても構いません。
アウトラインの比較を示すために、2つのサンプル・アプリケーションをインポートします。
- Essbase Webインタフェースで、「インポート」をクリックします。
- 「インポート」ダイアログ・ボックスで、「カタログ」をクリックします。
- 「ギャラリ」→「アプリケーション」→デモ・サンプル→「ブロック・ストレージ」に移動し、「Sample_Basic.xlsx」を選択して「選択」をクリックします。
- 「OK」をクリックしてキューブを構築します。
- ステップ1から4を繰り返して、今回は「Demo_Basic.xlsx」を作成します。
2つのアウトラインを並べて開くには、
- 「アプリケーション」ページでSampleアプリケーションを開き、Basicデータベース(キューブ)を開きます。
- 「アウトラインの起動」をクリックします。
- アウトライン・ツールバーで、アウトラインの比較アイコンをクリックします。
- 「比較」ダイアログ・ボックスで、(現在)の接続を維持し、DemoアプリケーションおよびBasicデータベース(キューブ)を選択します。
または、「接続」ドロップ・ダウン・メニューで別のサーバーへの接続を選択し、異なるサーバー上の2つのアウトラインを比較できます。
- 「開く」をクリックすると、「Demo.Basic」がSample.Basicの右側に開きます。Demo.Basicは読取り専用です。読取り専用アウトラインはソース・アウトラインです。書込み可能なアウトラインはターゲット・アウトラインです。
- 「アプリケーション」ページで、「サンプル」アプリケーションを展開し、キューブ名の右にある「アクション」メニューから「アウトライン」を選択します。
- アウトライン・ツールバーで、アウトラインの比較アイコンをクリックします。
- アウトラインの比較ダイアログ・ボックスで、(現在)の接続を維持し、デモアプリケーションと「Basic」データベースを選択します。
または、「接続」ドロップ・ダウン・メニューで別のサーバーへの接続を選択し、異なるサーバー上の2つのアウトラインを比較できます。
- 「開く」をクリックすると、「Demo.Basic」がSample.Basicの右側に開きます。Demo.Basicは読取り専用であることに注意してください。読取り専用アウトラインはソース・アウトラインです。書込み可能なアウトラインはターゲット・アウトラインです。
階層の展開と縮小を同期するには、
- Sample.Basicの「年」ディメンションを展開し、Demo.Basicの「年」ディメンションも展開されていることに注目します。
- アウトライン・ツールバーで、「比較」の横にある「ターゲット・メンバーを自動的に展開/縮小します」
をクリックして選択解除します(デフォルトで選択されています)。
- Demo.Basicの「年」ディメンションを縮小し、Sample.Basicの「年」ディメンションがまだ展開されていることに注目します。Sample.Basicの「年」ディメンションを縮小します。
- Sample.Basicの「年」ディメンションを展開し、Demo.Basicの「年」ディメンションも展開されていることに注目します。
- アウトライン・ツールバーの「比較」で、ターゲット・メンバーの自動展開/縮小アイコンをクリックして選択解除します(デフォルトで選択されています)
。
- Demo.Basicの「年」ディメンションを縮小し、Sample.Basicの「年」ディメンションがまだ展開されていることに注目します。Sample.Basicの「年」ディメンションを縮小します。
スクロールを同期するには、
- 「ターゲット・メンバーを自動的に展開/縮小します」
をクリックし、アウトライン全体を表示するためにスクロールが必要になるようにいくつかのディメンションを展開します。
- アウトライン・ツールバーで「同期スクロールを有効/無効にします」
が選択されていることを確認します。
- Sample.Basicアウトラインをスクロールし、Demo.Basicアウトラインがそれと同期してスクロールすることを確認します。
- ターゲット・メンバーの自動展開/縮小アイコン
をクリックし、アウトライン全体を表示するためにスクロールが必要になるようにいくつかのディメンションを展開します。
- アウトライン・ツールバーの「比較」で、スクロールの同期の有効化/無効化アイコンが選択されていることを確認します
。
- Sample.Basicアウトラインをスクロールし、Demo.Basicアウトラインがそれと同期してスクロールすることを確認します。
列の表示と非表示を同期するには、
- アウトライン・ツールバーで、「表内で選択した列を表示します」をクリックします。
- 「選択した列」列で、演算子とデータ・ストレージ・タイプを選択し、左矢印をクリックします。Sample.BasicとDemo.Basicの両方に表示されている列が適宜変更されることに注目してください。
- アウトライン・ツールバーの「検査」で、表の選択した列の表示をクリックします。
- 表示するメンバー・プロパティの選択ダイアログ・ボックスで、「演算子」と「データ・ストレージ・タイプ」の選択をクリアし、「適用して閉じる」をクリックします。Sample.BasicとDemo.Basicの両方に表示されている列が適宜変更されることに注目してください。
ソース(比較対象)アウトラインからターゲット(書込み可能)アウトラインにメンバーをコピーするには、
- アウトライン・エディタの右上隅で、アウトラインの編集
をクリックします。
- 「Demo.Basic」アウトラインで、「製品」ディメンションを展開します。
- 「オーディオ」を右クリックし、「コピー」を選択します。
- 「Sample.Basic」アウトラインで、「製品」ディメンションを展開します。
- 「製品」を右クリックし、「貼付け」、「子として」の順に選択します。
「オーディオ」とその子が「製品」の子として追加されます。
ソース(比較対象)またはターゲット(書込み可能)アウトラインを検索するには、
- アウトライン・ツールバーで、「アウトライン内のメンバーを検索します」
をクリックします。
- Sample.BasicとDemo.Basicの両方の検索バーが開き、どちらも検索できることに注目してください。
注:
21cより前の
Essbaseバージョンからは、ターゲット・アウトラインに検索バーは開きません。