このトピックでは、OCI SDK for Javaのコード例を見つけてインストールする方法について説明します。

SDKの使用例は、次に示すGitHubにあります:

これらの例は、SDK用のダウンロード可能な.zipファイルにも含まれています。古いバージョンのSDK用の例は、特定バージョン用のダウンロード可能な.zipに含まれており、GitHubから入手できます。

まだ提供されていない別の例を参照したい場合は、GitHubに課題を報告してください。

Jersey 2をHTTPクライアント・ライブラリとして使用する例(OCI SDK for Java 3)

Jersey 2をHTTPクライアント・ライブラリとして使用するために、oci-java-sdk-common-httpclient-jerseyに対する依存関係をアプリケーションのpom.xmlで明示的に宣言する必要があります。bmc-jersey-examples/pom.xmlを参照してください。

Jersey 2をHTTPクライアント・ライブラリとして使用する例は、bmc-other-examples/bmc-jersey-examplesにあります。

Jersey 3をHTTPクライアント・ライブラリとして使用する例(OCI SDK for Java 3)

Jersey 3をHTTPクライアント・ライブラリとして使用するために、oci-java-sdk-common-httpclient-jersey3に対する依存関係をアプリケーションのpom.xmlで明示的に宣言する必要があります。bmc-jersey3-examples/pom.xmlを参照してください。

Jersey 3をHTTPクライアント・ライブラリとして使用する例は、bmc-other-examples/bmc-jersey3-examplesにあります。

レガシーのOCI SDK for Javaの例(OCI SDK for Java 1および2)

レガシーのOCI SDK for Javaの例は、ここにあります。

SDKリファレンス

GitHubの例に加え、SDK for Java APIリファレンスには、コピーおよび変更して独自の環境で実行できるコード例が含まれます。

例の実行

  1. SDKをociという名前のディレクトリにダウンロードします。ダウンロードについては、GitHubを参照してください。
  2. SDKをociディレクトリに解凍します。たとえば、tar -xf oci-java-sdk-dist.zipです
  3. ホーム・ディレクトリに構成ファイルを作成します(~/.oci/config)。SDKの構成を参照してください。
  4. javacを使用し、examplesディレクトリで前述のサンプル・クラスのいずれかをコンパイルします。次に例を示します:

    javac -cp lib/oci-java-sdk-full-<version>.jar:third-party/lib/* examples/ObjectStorageSyncExample.java
  5. これで、examplesディレクトリにクラス・ファイルが作成されました。例を実行します:

    java -cp examples:lib/oci-java-sdk-full-<version>.jar:third-party/lib/* ObjectStorageSyncExample

サードパーティ依存関係とシェーディング

SDKでは、いくつものサードパーティ依存関係が必要であり、これらはthird-party/libディレクトリにあります。SDKライブラリlib/oci-java-sdk-full-<version>.jarを使用するには、third-party/libのすべてのサードパーティ依存関係がクラス・パス上に存在する必要があります。

SDKには、2つ目のバージョンのSDKライブラリshaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jarも含まれており、これにはサードパーティ依存関係の大部分がすでに含まれています。このバージョンのSDKライブラリを使用する場合、shaded/third-party/libにあるわずかのサードパーティ・ライブラリをクラス・パスに指定する必要があります。

これら2つのバージョンのSDKライブラリは、機能的には同じですが、2つ目のバージョンのshaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jarによって、様々なバージョンのサードパーティ依存関係の処理が簡易化されます。これはshaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jarに含まれているすべての依存関係がシェーディングされたためです。つまり、このSDKに含めようとする、他のバージョンの依存関係と干渉することがなくなります。

lib/oci-java-sdk-full-<version>.jarまたはshaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jarのいずれかを使用できますが、両方を使用することはできません。lib/oci-java-sdk-full-<version>.jarを使用する場合は、third-party/libのすべてのサードパーティ・ライブラリを使用します。shaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jarを使用する場合は、shaded/third-party/libのすべてのサードパーティ・ライブラリを使用します。

シェーディング・バージョンのSDKを使用するには、ステップ4とステップ5のjavacコマンドを次のように置き換えます:

  • ステップ4:

    javac -cp shaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jar:shaded/third-party/lib/* examples/ObjectStorageSyncExample.java
  • ステップ5:

    java -cp examples:shaded/lib/oci-java-sdk-full-shaded-<version>.jar:shaded/third-party/lib/* ObjectStorageSyncExample